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山田side





あーもう…最悪だ…





『あぁ…メンバーに見られちゃったね、涼介…』

「っ、…」




なんで、来ちゃったんだよ…大ちゃん…





助けなんて…諦めていたのに…


もっと好きになってしまう…





「山田の上から退けよ。おっさん。」

「だいちゃ…」

『はぁ、邪魔なのは放っておいて…続きしようか、涼介。』

「…どけっつってんだろ!!!!」







大ちゃんの怒鳴り声と同時にすごい勢いで吹っ飛ぶスタッフ



身体が震えて、声が出なくて、怖くて、



でも、







嬉しくて…






「大ちゃん…もういい…もう、いいよ…」

「こんなんじゃ足りないよ…こいつが山田にしたことは最低なことだ。半 殺 しにしないと…」

「っ…!?だいちゃ…」

「ほら、起きろよおっさん。」





だめ…ダメだよそんなの…





「…大ちゃんやめろ…」

「うっさい。山田は黙ってろ。」





大ちゃんが、壊れちゃう…






「なぁ、おっさん…起きろって」

「やめろっつってんだろバカ…!!」

「!!」





俺はどうなったっていいんだ。


でも、大ちゃんが傷付くようなことはあっちゃいけない。




だって大ちゃんは、大切な人だから…





大好きな人だから…








「山田…」





数分後…

騒ぎを聞きつけた警備員にスタッフは連れて行かれ、


この部屋には大ちゃんと俺の2人きり。






さっきはいきなりのことでいろいろキャパオーバーしてて気にしてなかったけど、



今の状況がすっげぇやばいことに気付いて、


頭がパニックになった。






「あ、や、見んな…」





自分の姿が、すごく汚く、恥ずかしく感じた。






「山田…」

「も、まじ、来ん、な…」

「やま…「来んなって…!!」」




やめて、近付かないで…


大ちゃんまで汚れてしまう…





「もう、やだ…」

「ごめん…」





抱き締められて感じた大ちゃんの体温は、


やっぱり昔と変わらず暖かくて…




思わず涙が溢れた。





「首突っ込むなって…言ったじゃん…」

「気付いてあげられなくて、ごめん…」

「会話になってないし…」

「ごめん…」

「大ちゃん離れて…」

「…」

「まじでお願い…俺、汚い、から…」

「やだ…」

「っ…俺…!おかしくなっちゃうよ…





好きなんだ…大ちゃんのこと…」




「え?」

▽→←▽



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くるすけ - 更新待ってます!すごく面白くてお気に入りです! (2019年8月9日 15時) (レス) id: 8dac6d8dcd (このIDを非表示/違反報告)
涼介 - もう一回風邪で弱ってる山田くんがみたいです!!看病するのはベストの誰かで!よろしくお願いします (2017年2月16日 0時) (レス) id: 6fa2c940cb (このIDを非表示/違反報告)
山田マンボウ(プロフ) - R.Y kanoさん» 了解です!少し遅くなると思いますが気長に待って頂けるとありがたいです(´‘▽‘`) (2017年1月8日 10時) (レス) id: dbfe6d342f (このIDを非表示/違反報告)
R.Y kano(プロフ) - 山田くんが誰と出かけるかをJUMPで言い争っていて最後は薮くん落ちというのを見たいです!! (2017年1月7日 23時) (レス) id: a5bce0f0db (このIDを非表示/違反報告)
山田マンボウ(プロフ) - すずすけさん» 了解です!ありがとうございます(´‘▽‘`) (2017年1月7日 1時) (レス) id: dbfe6d342f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山田マンボウ | 作成日時:2016年11月11日 17時

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