【刀剣乱舞】僕っちは……いらない子【男主】

陸 ページ8

人数的に僕っち達が不利だけど……

一藥｢血がたぎる、って…ね！！｣

ｻﾞｼｭｯ

敵の脇差を倒した…

山姥｢その目、気に入らないな…！｣

ｶﾞｷｨｨﾝｯ

一藥｢っ…！｣

山姥｢主、しゃがめ…！｣

一藥｢！｣

僕っちは山姥切お兄さんに言われしゃがむと…

山姥｢はあっ…！｣

ｻﾞｼｭｯ

ﾊﾞﾀﾝｯ

敵の太刀を倒し…僕っちはお礼を言った

一藥｢ありがとう。山姥切お兄さん｣

山姥｢……別に｣

照れたのか布を深く被っちゃった…

一藥｢くすっ……あ、資材だ。後、これは……刀？｣

山姥｢出陣すると…たまに手に入るんだ｣

一藥｢へー……！これは、打刀？｣

山姥｢みたいだな…この、刀はまだ本丸にいない｣

一藥｢そうなんだ…顕現してもいいかな？山姥切お兄さん｣

山姥｢いいと思うが…｣

一藥｢よしっ！顕現しようっと…！｣

手をかざしてみると…

桜が舞った…

加州｢あー、川の下の子です。加州清光…扱いづらいけど、性能はいい感じってね｣

一藥｢………｣

山姥｢主？｣

加州｢子供……？｣

一藥｢子供じゃないもん…｣

加州｢君が俺の主？｣

一藥｢うん。一藥ってよんで？｣

加州｢呼ぶ代わりに俺のこと愛してくれる？｣

一藥｢いいよ？色んな愛をあげる！｣

加州｢よろしく、一藥｣

山姥｢加州清光…俺は、山姥切国広だ｣

加州｢山姥切ね。よろしく｣

一藥｢これぐらいの出陣でいいのかな？｣

加州｢……あれ？主はどうしてここにいるの？｣

山姥｢確かに……｣

加州｢山姥切は知らないの？｣

山姥｢……俺の本丸は…｣

一藥｢ブラック本丸ってわかる？｣

加州｢ぶらっく？｣

一藥｢横文字はわからないか…ブラック本丸はね。無理な出陣や暴行、夜伽とかある本丸のこと｣

加州｢え…｣

山姥｢今の主は違うぞ……前任がそうだった｣

一藥｢因みに、前任は僕が殺めたよ｣

加州｢一藥は何者なの…後、その小太刀も｣

一藥｢いいよ。話すね……僕は刀剣との間に産まれた子だよ｣


山姥｢は……？｣

加州｢今、なんて…？｣

一藥｢僕っちは…刀剣との間に産まれた子｣

山姥｢そん…こと、ありえるのか…？｣

一藥｢駄目だよ…本来は…｣

加州｢ねえ、一藥……君のことぜーんぶ教えてくれる？｣

山姥｢俺も…頼む｣

一藥｢いいよ……｣


これは…ある本丸に産まれた刀剣の子の悲惨な出来事のお話……

￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

その本丸はね…

最初の…ブラック本丸なんだ…

漆(昔話)→←伍

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