【薬研藤四郎】俺だけを見ろ！【刀剣乱舞】 (ページ45)

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Aside
宿に帰ってから気になったこととか話し合った。

…時間が経つにつれ、嫌な予感が強くなる。

…………今すぐ帰りたい。毛利君を撫でて、包丁にお菓子あげて…ってそんなこと考えとったらダメ。集中、集中。

信濃「それでね、ここの路地裏が～～～～」

『そっか…次薬研。』

薬研「……。」

『薬研？』

薬研からの返事がない。

最近ボーとすること多くなったなぁ。

『薬研！』

薬研「どうしたんだ？」

『今、偵察した所で気おつけた方が良い場所とか、時間遡行軍が出てきそうな場所とかあった？』

薬研「特には、ねぇな。でも、団子屋の裏路地の道幅が結構狭かった。
それに、チラッとだが新選組がいた気がする………。
つまり、江戸時代幕末ってことだな。だから、池田屋に時間遡行軍が現れるかも知れない………。」

『は？…何言ってんの？…江戸時代？……幕末？……池田屋？
ハハハ、ふざけてるの？
…………そんな訳…………。』

薬研side
俺は偵察してわかったことや、危険なことをみんなに伝えた。

池田屋……………そう言ったらAが急に目の色を変えた。震える声で

『は？何言ってんの？……江戸時代？……幕末？……池田屋？
ハハハ、ふざけてるの？
………そんな訳………。』

と言った。それはもの凄く小さな声だった。

一期「主殿？どうされたのですか？」

鶴丸「！！？なっ！君、どうして泣いてるんだ？」

三日月「何処か、いたいのか？」

信濃「大将？」

俺は何故Aが泣いてるのか分からなかった。

山姥切「(まさか………な。まだあの事引きずっているのか？)
主、大丈夫か？」

『まんば！どうしよう…………また……また、私…………』

そう言って山姥切の旦那に抱き付いて泣いていた。