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青side



「あれ、もう終わったん?」



お兄さんはタバコを口から離すと突然目の前に現れたコンビニ店員の俺を見て優しく笑ってくれた。



って、目の前に来たはええけど、どうしよう。



何をしようと思ったわけやないんやけど



なんか、今会っておかなきゃもう2度と会えない気がして。



そんなの、嫌やなって思って。



目の前に突っ立ってる俺を見たお兄さんは



「なんやっけ。あっ、安田くん。」



なんていうから拍子抜けしてもぉたわ。



章「なんで俺の名前知ってるんですか?」



「名札に書いてあったやろ?」



そういうとお兄さんはタバコをひと吹きして、灰皿に押し付け火を消した。



「なぁ、安田くんは地元の子なん?」



章「はい、、。ほんまに、家はすぐそこで、、」



そういうと、お兄さんは目をキラキラさせて



「じゃあ、ここ知っとる?ここに行きたいんやけど。」



そういってお兄さんが見せて来たスマホには、近所の花畑までの地図。



ここのへんで唯一華やかなところ。



章「知ってますよ。ここ、すぐそこの、、」



道を案内しようと指さして説明をしよう思ったら



「連れてって!すごい行きたかってん!」



そういわれたもんやから、、、



章「ここです。夜やから、あんまり見えへんやろうけど、、」



俺もここ、夜にきたの初めてやな。



昼間はこの時期やとひまわり畑がメインやけど。



夜は



「これが見たかったんよ〜」



あたり一面、真っ白な夜顔が夏の月夜に照らされて。



蒸し暑さも相まって、独特な雰囲気を漂わせてる。



こんなに綺麗なんや。



章「すごい、綺麗、、」



連れて来たお兄さんもそっちのけで



花に見惚れていた。



カメラ、持ってくればよかったな。

月夜に遊ぶ。→←387番。



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みき(プロフ) - 更新ありがとうございます。やすくんがもし東京に進学したら…と思うと、ニヤニヤわくわくしちゃいます〜(*/∀\*) (2020年12月28日 1時) (レス) id: c6ee858f5f (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 更新ありがとうございます。窮鼠を観たやすくんの一言に胸がギュッとなりました…続き楽しみにしています。 (2020年10月12日 8時) (レス) id: eb998853f9 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 窮鼠のことが出てきて、高校生のやすくんがどんな反応するのかハラハラ(?)ドキドキしています!笑 どうなるのか気になります!楽しみですー! (2020年9月28日 1時) (レス) id: eb998853f9 (このIDを非表示/違反報告)
megumonkey(プロフ) - はじめまして。すごく面白くて続きが楽しみです! (2020年9月12日 5時) (レス) id: fa40db60d7 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 今までの作品、どれも読ませて頂いてます。お話の続き楽しみにしています! (2020年9月7日 17時) (レス) id: eb998853f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:逢碧 | 作成日時:2020年8月30日 19時

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