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青side
章「忙しいのにありがとう。会えて嬉しかった、、」
なんでこんなに名残惜しいのか、自分でもわからんけど。
なんだか離れ難くて。
なかなか改札を通る気にならんかった。
忠「こちらこそ。こんどは俺も休みの日に東京遊びにおいで。いっぱい遊ぼうや」
そういって俺の頭を撫でるたつくんの手は、さっきよりも冷たくて。
さらに切なくなってきて、また俺は目を逸らした。
なんで俺は友達に、、いや、むしろ顔合わせたの今日で2回目の友達やのに。
こんなに泣いてるんやろ。
忠「章大ー？泣いてるん？」
たつくんが顔を覗き込んできたから、慌てて目を伏せると
忠「永遠の別れやないんやから大丈夫やって笑。章大？むしろこれが始まりなんやからぁ、、」
そういって、親指で俺の涙を優しく拭ってくれた。
気づけばもうほんまに行かなきゃいけない時間。
章「、、じゃあ、ありがとう。たつくん。」
目を擦って、これ以上悲しくならないように目を合わせないように、、。
改札に向かって駆け足で通り抜けようとした時。
誰かに腕を引っ張られて、その瞬間に唇に何かが触れて。
香水とタバコの混ざった匂いが鼻をついて。
忠「またね。」
そういって、優しく背中を押されて改札に飲まれていった。
章「、、、あっ、電車！」
きっと、横目に見えた笑顔で手を振っている人はたつくんであろう。
俺の唇に触れた人もたつくんであろう。
そんな感情を整理するより、電車の時間が気になってしまって慌てて走り込んだ。
章「、、、、はぁっ、、なに、、もう、、」
ようやく頭の整理ができたのは新幹線の中。
なんやこのドキドキした感情は。
すっごく嬉しくて、すっごく寂しくて。
章「、、、たつくんのアホ。」
家に帰っても、荷物の整理すらできんかった。
忠「ふふっ。お子様にはまだ刺激が強かったかなぁ、、。笑」
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みき(プロフ) - 更新ありがとうございます。やすくんがもし東京に進学したら…と思うと、ニヤニヤわくわくしちゃいます〜(*/∀＼*) (2020年12月28日 1時) (
レス) id: c6ee858f5f (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 更新ありがとうございます。窮鼠を観たやすくんの一言に胸がギュッとなりました…続き楽しみにしています。 (2020年10月12日 8時) (レス) id: eb998853f9 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 窮鼠のことが出てきて、高校生のやすくんがどんな反応するのかハラハラ(?)ドキドキしています！笑 どうなるのか気になります！楽しみですー！ (2020年9月28日 1時) (レス) id: eb998853f9 (このIDを非表示/違反報告)
megumonkey(プロフ) - はじめまして。すごく面白くて続きが楽しみです！ (2020年9月12日 5時) (レス) id: fa40db60d7 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 今までの作品、どれも読ませて頂いてます。お話の続き楽しみにしています！ (2020年9月7日 17時) (レス) id: eb998853f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：逢碧 | 作成日時：2020年8月30日 19時
