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G ページ23

A【ずっと不安だった。他に誰か好きな人がいるんじゃないかって...】

A【いつ別れを告げられるのかって、ずっと怯えてたの。】

G【A...】

Aがどれだけ辛かったかを思うと、切なかった。
それと、同時にカイトさんへの怒りが募る。

何やってんだ、あの人(怒)


A【知らなければ...気がついていても、知らない振りができれば...、自分に嘘をついてでも一緒にいたいと思ってた】

A【...だけど、ムリ...そんなに強くなれない。】

A【時間が経つにつれて、辛さが増してる。カイトさんや相手の人に対して怒りの気持ちが出てくるの。クォンさんがいなかったら、憎しみの気持ちでどうにかなるとこだった。】

A【でもね、カイトさんに支えてもらった過去まで駄目にしたくないの。悲しみにかられて、大事な過去まで無くすくらいなら、今別れたい。】

A【こういう事になっても、自分の事しか考えてないね...私】

G【辛かったな...A】

A【二人の時も辛かったけど...今は、もっとキツい。一人に戻るのって、何でこんなに辛いのかな...一度、二人になった幸せ知っちゃうとダメだね。(苦笑)】

A【大切な人を失うくらいなら、死ぬまで独身でいいや(苦笑)】

そんなに寂しそうに笑うのに、決して俺に頼ろうとしないのは、Aが何度も言ってる通り、本気で俺を失いたく無いからだと思った。

どうしたらいい?

Aの気持ちを知ってしまったら、自分の気持ちをごり押しする事が出来ない。

でも、このまま何も出来ないのか?



A【でも、凄いね(苦笑)】

G【何?】

A【このタイミングにクォンさんが来たのか、クォンさんが来たからこうなったのか(苦笑)】

G【俺、疫病神みたいだな(苦笑)】

A【ゴメン(苦笑)そういう意味じゃなくて...クォンさんは、私にとって"運命を変える人"。私の背中を押してくれる...大切な人だよ】

A【これからも大切な人でいてね(微笑)】

G【...】

G【ずっと、Aの味方でいる。どんな時も、どこにいても。】

A【...ありがとう(微笑)】

G【...】

G【...Aに言うことあるんだ...】

G【A...、カイトさん今日来るって】

Aの体が一瞬で硬直したのがわかった。

G→←Y



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作者名:yui | 作成日時:2017年12月2日 14時

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