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Y ページ19

布団の中で、泣いてる事に気がつかれてしまった。

どんなに拒否しても、クォンさんは、私を放っておいてはくれない。

弱い私は、クォンさんの優しさに頼ってしまいそうで怖い。

同情を利用して、クォンさんにすがっても、近い将来、重荷に感じられるのは目に見えてる。

これ以上、大切な存在を無くしたくない。これが本音だった。

クォンさんの気持ちに気がついてるというのに
、自分の事しか考えてない私。

こういう利己的なところが、私自身にこういう形で還ってきてるのかもしれない。


だから、クォンさんの腕の中から全力で離れようとしてるけど、逃れられない。

抱き締められてるうちに、安心感に包まれるようだった。

クォンさんの胸で、カイトさんを想い涙を流した。

暖かい...

泣き止んでも、抱き締めてもらっていた。

空っぽの心に暖かい温もりがしみていく。

もう少しこのままでいたい...

あれほど駄目だと、言い聞かせていたのに、ズルい自分が顔をだす。

離れなきゃ...そう思ったところだった


クォンさんに気持ちを告げられた。


何て言えばいいんだろう。

自分でさえ、葛藤してる想いを言葉にするのが難しい。

昔から、思っている事を言葉にするのが苦手。
だから、こういう時にきちんと伝わるか心配で、話す事ができなくなる。

だけど、そんな言い訳はクォンさんには通用しない。

何だか怒ってるし...

告白の返事としての"ありがとう"は、お気に召さないらしい。

でも、これが一番言いたい言葉なんだけどな...

本気で気持ちを伝えてくれたのに、ちゃんと答えないのは失礼だよね。

ちゃんと話せるか分からないけど、正直に答えなきゃ。


私が言いたかった事は、クォンさんに伝わった。
クォンさんが、簡潔にまとめてくれて...
長時間かけて話してた事が20秒もかからず説明された。

これでわかってもらえたと安心したんだけど...

逆に、私の考えの盲点っていうか...穴っていうか...矛盾してるところを指摘し始めて、

どんどん論破されていく...

いったい、何の話をしてるのかさえ分からなくなってしまった。

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作者名:yui | 作成日時:2017年12月2日 14時

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