会いたい人は...５ (ページ18)

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G ページ18

ボス...

キスする直前、
顔に押しあてられた枕

顔を離すと

A【もう！しつこいのよ！エロアイドル！】

持っていた枕を投げつけられた

G【はぁ？何だと？この行き遅れ！】

キャッチした枕を投げ返した

A【あ、あ～、それ言う？本当にデリカシーがないのよね】

G【キスくらい何だよ！いい歳して、ガタガタうるせぇんだよ】

A【キスしようと必死だったの、そっちでしょ？何よ！キスくらいで必死になっちゃって！】

G【ビビって逃げまくってたくせに。よく言うよ】

A【ビビってないわよ。したくなかっただけです！】

G【逃げまくってたのは、ほんとだろ？ダセェ】

A【追ってくるからでしょ！圧が凄いのよ！誰だって逃げるから】

G【逃げないね。Aだけ！ビビり(嘲笑)】

A【ちょっと！ビビってないって】

G【いいよ、もう。わかった..】

何やってんだ俺(苦笑)

めっちゃケンカしてるし。

こんなに拒否られて...

でも...俺達らしいかもな(苦笑)

Aのベッドから降りようとした俺の腕を
Aが掴んだ。

驚いて振り返ると、

Aが俺の胸ぐらをつかみ、自分に引き寄せた。

ほんの一瞬唇が触れた程度のキス

A【...ビビってない】

G【...】

驚いて声が出なかった

A【変な顔(笑)】

G【...眉毛もないおばさんに言われたくない】

A【あったまきた！もう、いい！】

G【いくない】

今度は、俺が腕を掴んで引き寄せて、キスをした。

キスをしてる最中に切なくなってくる。
こんなキスは初めてだった。

G【なぁ、俺、お前が大好きなんだけど】

A【...】

G【黙ってるなら、キスする】

A【もういい】

こいつ...(怒)

G【俺のキスのどこが不満だよ(怒)】

A【...逆】

良かったって事だよな

G【又する？】

A【もういい(苦笑)】

G【何でだよ(怒)】

A【正直言うよ。私、もう誰も好きになりたくない。】

A【好きになるの疲れちゃった。】

G【カイトさんの事？】

A【...うん。もう、こんな思いするのは嫌。】

G【俺は、カイトさんとは違うよ。】

A【カイトさんも同じ事言ったの。「ケイとは違う。私の前から居なくなったりしない」って。】

G【...】

A【私の場合、相手が問題じゃないと思う】

A【あんなに愛してくれてたカイトさんさえ、離れていったの。私に問題あるとしか思えないでしょ。】