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Y ページ43

隣で眠っているクォンさん...ジヨンさんの髪の毛をそっと撫でて、ベッドから抜け出した。

身支度を整えて、部屋を後にした。

まだ、夜明け前...

バニョレージョの逃亡未遂は、昨日の出来事。
1日しかたっていない事に驚く。

色々ありすぎて、自分自身ついていけない。

クォンさんに何も言わずに部屋を出たら、又、いらぬ誤解を受けるとは思ったものの...

何故か...クォンさんと一緒にいる自分が凄くイヤだった。


私は、いつも誰かに寄りかかって生きているような気がする。

ケイが居れば、ケイに頼りきり、
ケイが居なくなれば、カイトさんに頼る。

カイトさんが居れば、カイトさんに頼りきり、カイトさんが居なくなれば、クォンさんに頼る。

クォンさんに頼りきった後は、誰に頼るのか...

一度も自分自身の足で立っていた事がないように思った。

私の一番の問題がわかったような気がする。

相手が誰であっても、私自身が変わらなくちゃダメなんだと思う。

クォンさんを失いたくないから、クォンさんを遠ざけていた。

クォンさんを失いたくないから、クォンさんと距離を縮めた。

でも、このまま何も変わらずにいるなら、いつかクォンさんを失う時が来る。

クォンさんを失いたくないなら、
私自身の足で自分の人生を歩かなきゃ


だから、韓国には行かない。

クォンさんが、それなら終わりだというなら、それを受け入れようと思う。


私は、自分自身を好きになりたい。

自分を大切に出来なければ、相手の事も幸せには出来ない。

カイトさんとの恋で学んだ教訓...



あぁ〜ぁ...たぶん、振られちゃうんだろうな...私

バカだよね...

いい歳して、自ら目の前の幸せ手放そうとして...

もう、この先は恋愛なんて出来そうもないのに

本当にバカかもね。

だけど、そんな自分が嫌いじゃないと感じているんだから、本当にどうしようもない...




アパートに戻ってきた。

この荷物を持って、五階まであがるのか...

よし!気合いだ!

玄関を入り、五階まで昇る。

クォンさんじゃないけど...、重いし、手が痛いし、こんな荷物捨てようかと思った。

やっとの思いで五階まで昇り、
たどり着いた家のドアの前には...

カイトさんがいた。

Y→←Y



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作者名:yui | 作成日時:2017年12月2日 14時

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