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G ページ2

G【A、着いたぞ】

A【え?もう?早い!】

G【早くねぇよ!お前だけだろ?早かったの。】

A【私、寝ちゃってた...(苦笑)】

G【寝ちゃってた...なんて、可愛いもんじゃねぇよ。爆睡!どこの世界に電車のって5分と経たないうちに爆睡する奴がいるんだよ(呆)】

A【スミマセン。乗り物に乗ると睡魔が...】

G【...次は?】

A【今度はバスです。チケット買ってきますので、こちらでお待ち下さい。】

深々とお辞儀をして店の中に入って行った。
改札出るまで、がっちり怒ったからか、敬語を使うようになったA

本当に変な女(苦笑)

A【バスは、20分後に出発だそうです。】

G【なぁ、ずっとそれで話すの?】

A【これ以上失礼がないように...】

G.A【...】

G【悪かったよ。怒りすぎた。だから、その話し方やめてよ(苦笑)】

G.A【...】

A【わかった。やめてやるよ(笑)】

G【調子こいてんじゃねぇ(笑)】

ヘッドロックしてやった

A【スミマセン!もう、言いません(泣)】

G【なら、許す(笑)】

A【...鬼(怒)】

30分ほどで終点。

バニョレージョに到着した。

バスから降りたのは俺達の他に3人だけ...
大丈夫かここ...

階段を上がった先に見えたもの...

切り立った崖の上に取り残されたように街があった。
万里の長城のような長い橋が架かっていて、ここからしか入る事が出来ない。
まるで空に浮かぶ城のように見えた。

G【何これ...】

A【...】

しばらく、立ち尽くしてしまった。

G【行こうか】

A【うん。】

どちらともなく手を繋いでいた。
本当に無意識で...

先にその事に気がついたのは俺。
先に手を離したのはA

手を離した方も、離された方も気まずくて...街の入口まで無言で歩いた。

門をくぐると、中世のヨーロッパの佇まいを残した街並みがひろがっていた。
まるでタイムスリップした気持ちにさせられる。
人の姿がない。
その代わりかのように猫がやたら多い。

Aは、猫好きなようで、猫を見つけては触りに行く。

歩いてる猫を撮影。
座ってる猫を撮影。
昼寝をしてる猫を撮影。
塀の上を歩いてたりしたら動画で撮影。
壁に開けられている隙間から覗いた先に猫が見えた時は、俺の頭を押さえつけてまで見せようと興奮してた。

だったら、猫カフェで良くない?
何度も言いかけた

Y→←G



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作者名:yui | 作成日時:2017年12月2日 14時

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