会いたい人は...４ (ページ47)

今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:47,224 hit

Y ページ47

通路にでて、カイトさんに電話を入れた。

別に理由はないんだけど、何となくカイトさんの声を聞きたくなった

日本は...今、夕方だからお店の準備かな...

...留守番電話サービス...

又か...

最近、電話をしても繋がらない事が多い。

ただ、電話にでれなかっただけ...

別に意味なんてない

だけど、ちょっとした不安がいくつも重なっていくうちに、電話が繋がらないだけで、妙に心配になるようになっていた。

来週末には帰るんだから大丈夫。

自分にそう言い聞かせてる。

G【さっきは...ゴメン】

顔をあげると、クォンさんが気まずそうにたっていた。

真由美さんとの話で、少し距離をとった方がいいのかもしれないと感じていたんだけど、素直に謝ってくれるクォンさんに素っ気ない態度をとる事なんて出来ない

A【私、本気で心配してるんだからね】

G【うん。】

A【あーゆう態度は、大切な人にだけだよ！わかった？】

G【わかった。】

A【なら、よろしい(笑)】

G【何か、真由美に似てきた(苦笑)】

A【え？本当に？夫婦は似てくるって、よく聞くけど、友達も似るのかな(笑)】

G【どうかな(笑)...でも、真由美にはAの要素は見当たらないけど(笑)】

A【真由美さんは、あのままがいいよ(微笑)】

G【そうだな(笑)】

A【通路も案外冷えるね、中入ろう】

G【何してたの？】

A【あぁ...電話】

G【カイトさん？】

A【うん。】

留守電だった事はふせておいた。

G【上手くいってんだな】

A【お陰様で(笑)】

G【結婚とかは？】

A【まだ何も..】

G【しないの？】

A【どうだろ...】

G【結婚願望とかないの？】

A【そりゃ..無くはないけど】

G【もう、いい歳も過ぎてるけど(笑)】

A【あのね！私のいい歳は、わたしが決めます！(怒)】

G【まぁ..売れ残ったら、もらってやるから】

この言葉を聞いたら、何故か泣きそうになった...

私、こんなにも不安なんだ

ほら、こうやってこの人は、私の心を暴いちゃう