会いたい人は...４ (ページ44)

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手配された車に乗り込んだ。

２年振りに会ったとは思えないほど、違和感なく話が出来て驚いている。

話しても、話しても、まだ話し足りなくて...

あっという間に目的の店まで着いた。

既にお祝いは始まっていて、真由美の彼の友達でいっぱいの店内は、凄い賑わいになっていた。

俺は、人混みの中から真由美を探しだし、挨拶にいった。

G【結婚おめでとう】

真【あ〰！クォン君、わざわざ来てくれてありがとう！彼を紹介したいんだけど...この中のどっかにはいるわ(笑)】

G【じゃあ、見つかったら教えてよ(笑)】

真【そうする(笑)今日はゆっくり出来る？】

G【あぁ。仕事帰りだから(笑)】

真【Aは？】

G【入口で友達に捕まってる】

入口で話しているAを見ていた。

そんな俺をじっと見ていた真由美が

A【...忘れてないのね】

G【...忘れたつもりだったけどな(苦笑)】

真由美は、溜め息をついた後、

真【やめなさいとは、言わないわ】

G【何で？】

真【やめろって言われてやめる？】

G【いや...(苦笑)】

真【A、来週末帰国するわ。私が教えるのはこれだけよ。じゃあ、楽しんでいって(笑)】

そう言い残して、友人達に連れていかれた。

何を言いたかったんだ？

カイトさんと上手くいってないのか？

心が騒ついてくるのを感じていた。

Aが俺の元に戻ってきた。

A【やっぱり、人混みは苦手(泣)】

G【じゃ、テラス行く？俺、煙草吸いたい。】

A【外、寒いから、ストール持ってくるね】

二人でテラスに行くと、寒いからか誰もいなかった。

G【寒かったら戻っててもいいよ】

A【うん。】

そういっても、俺が煙草吸い終わるまで居てくれるA

G【やっぱ、夜は寒いな】

A【そうだね、戻ろうか】

G【ちょっと待って】

帰ろうとするAのストールを引っ張った

A【わ！何？】

G【俺も入ーれて(笑)】

Aのストールの中に自分も入った

A【ちょっと、出てよ！】

G【これなら暖かいじゃん(笑)】

A【そういう事じゃなくて...何か近い...】

G【照れてんの？(笑)】

A【そういう訳じゃないけど...】

俺と反対側を向いて話すA

G【こっち向いてよ】

A【イヤ！】

G【何で？】

A【私の顔、至近距離に堪えられる顔じゃないのよ！】

G【じゃ、もっと近づけば見えないよ】