会いたい人は...４ (ページ38)

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G ページ38

手紙を握りしめて、
マネヒョンの部屋に駆け込んだ。

突然、飛び込んで来た俺に、椅子から転げ落ちそうになって驚いてるマネヒョン

G『Aいつ来た？！』

ﾏﾈ『ん？アンコールの時だったかな』

G『何で、待っててもらわなかったの！』

ﾏﾈ『俺だって、言ったよ。
会って行きますか？って』

G『なら、何で？！』

ﾏﾈ『お邪魔だからって...』

G『普通言うじゃん！』

ﾏﾈ『そうか？ここまで来て、そのまま会わずに帰る人の方が珍しいだろ』

確かに...

だけど、Aは、そういう奴なんだって！

G『...なんだよ...』

ﾏﾈ『悪かったか？』

G『いや..マネヒョンのせいじゃない...』

ﾏﾈ『Aさん来たとき、〖LAST DANCE〗聞こえてて、素敵ですねって言ってた。』

G『...』

ﾏﾈ『...電話してみろよ』

G『...いや...』

ﾏﾈ『...そっか』

自分の部屋に戻った。

Aの手紙をもう一度読み返した。

何だよ(苦笑)

俺の悪口の方が具体的じゃねぇかよ...

しかも、すぐ怒るって２回も書いてあるし

もっと、顔がカッコいいとか、服のセンスが..とか、誉めるとこいっぱいあるだろ？

アイツ...俺の容姿には、全く興味なかったんだな(怒)

でも、Aらしいなって思った。

俺の事と、感謝の言葉ばっかり。

わかった事は、

Aが自分の足で歩きだしたって事。

一緒に進むのは俺じゃないって事。

何だかんだと、諦められずにいる俺。

俺があの男に言ったんだ。

【もう、終わりにできねぇか？】って...

俺も、そうしなきゃな。

Aのために...自分のために、
ここで、追いかけるのをやめる。

だから、どうか幸せでいてくれよ。

お前が幸せでなかったら、
俺は、俺を止められない。

俺のためにも、幸せでいてくれ

...

それから、数ヵ月後、俺達は軍に入隊した。