Y-K ページ29
日本に到着し、そのままホテルへと向かった。
真由美さんの話では、支配人にも協力してもらっているという。
沢山の人達が、私のために尽力してくれている。
今日は、クォンさんもコンサートがあるという。
そんな大事な日に...、心から申し訳ないと思う...
だけど、今回だけはクォンさんの優しさに甘えてみたいと思う。
今日、終わりに出来なければ、解決する日は来ないだろう。
そう思えば思うほど緊張と不安が増す。
ガチガチに固まった私の手をカイトさんは、強く握っていてくれる。
私が、気持ちを強く持たなければ...
ホテルに到着し、真由美さんが出迎えてくれた。
真由美さんは、私の手をとり
真「お帰り(微笑)」
A「ありがとう(微笑)...よろしくお願いします。」
真「フライトの後だから、ゆっくりさせてあげたいんだけど...」
A「ううん。大丈夫」
真「まずは、支配人に挨拶してもらうわね。大丈夫？」
A「うん。お礼言わなきゃ」
真「その後は、弁護士と警察官との打合せ。クォン君が来てから話し合い開始ね」
あの男は？...緊張して聞くことが出来ない
ｶｲﾄ「アイツは？」
真「まだよ。クォン君が連れてくるわ」
この期に及んで、
まだ来ていないということにホッとした
真「じゃあ、支配人室に行くわよ」
支配人に、私事で、迷惑をかけたお詫びと、協力してもらったお礼をした。
イタリアの件も、既に耳に入っていて、今回の話し合いの是非に関わらず、私が行くと言うなら、全面的にバックアップしてくれるとの言葉をもらった。
次に弁護士と警察官との打合せをした。
具体的に、言ってはいけない言葉や行動についてアドバイスを受けた。
具体的な話に入って、どんどん緊張と不安が増してきた。
落ち着こうと思うけど...呼吸が浅くなってる自分に気がついた。
深呼吸しなくちゃ...
カイトさんが、私の様子がおかしいことに気がついた
ｶｲﾄ「A？！A！！」
そのまま、意識がとんだ
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作者名：yui | 作成日時：2017年11月20日 14時
