27Y ページ28
何か、緊張する...
３日しか経ってないのに、入りづらい...(泣)
ロッカールームの前で立ちすくんでしまう。
３日前、ロッカーに落書きされて、顔の見えない悪意に恐ろしくなった。
その時、客室課の後輩達が消してくれたんだ...
すぐさま自宅待機になってしまって、きちんとお礼も出来てない。
今日は、一番に謝罪とお礼を言わなくちゃ
よし！頑張れ！
自分に気合いを入れてロッカールームに入った。
挨拶をしながらロッカーに向かうと、聞こえてくる陰口
わざと聞こえるように言ってるのがわかって、辛くなった。
ロッカーには、何もされてないみたい...
ちょっと安心した。
着替えを済ませて、客室課へと急ぐ。
行き交う人達の対応は様々だったけど、挨拶を返してくれる人がいるだけ有り難いと思う。
客室課のドアの前で、立ち止まっていると
先輩「おはよう。どうしたの立ち止まっちゃって(笑)結界でもあんの？(笑)」
振り向くと、客室係の先輩が笑ってた
A「おはようございます！この度は.」
先輩「ちょっと(笑)ここで？(笑)」
A「スミマセン」
先輩「いいから(苦笑)中入るよ」
背中をおしてくれた。
「おはようございます」
ﾕｷ「Aさん！おはようございます！大丈夫なんですか？」
ユキちゃんが、席から立ち上がった。
ユキちゃんに笑顔で答えて、
部屋にいた課の人達に向かって
A「ご迷惑おかけしました。」
A「ロッカーの事、ありがとうございました。すぐにお礼も言えなくて...本当にごめんなさい。」
心からお詫びした。
ﾕｷ「本当に大変だったんですからね。めっちゃ働いてもらいますよ(笑)」
ユキちゃん、真由美さんに似てきたね..(汗)
「今日、凄い忙しいですよ(苦笑)」...
「団体は、Aさんね〰(笑)」...
「ムリしないで下さいね(微笑)」...
皆に、気遣ってもらってるのがわかって、泣きたくなるくらい嬉しくなった。
A「今日から頑張ります。よろしくお願いします！」
深く頭を下げながら、優しさをかみしめた。
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作者名：yui | 作成日時：2017年11月9日 17時
