今日:9 hit、昨日:3 hit、合計:50,599 hit
小｜中｜大
22G ページ23
夜中の電話...
電話なんてしなければ良かった。
俺だけだったのか？
友達でいることに執着してたのは
あのコメントの"無関係"と言った事に落胆してるんじゃないかと思ってた。
俺は、"無関係"という言葉を使うのに抵抗があった。
最後の最後まで、この言葉を使うか迷ったんだ。
Aの気持ちだけを考えてた
Aを守るために、出された条件にも頷いた。
社長は、決して甘い人ではない。
簡単に約束を反古したとなれば、
たとえ俺でも許さないだろう。
マネヒョンの言う通り、Aの事を考えれば、
もう、関わらない方がいいんだと思う。
頭ではわかってる
頭ではわかっていても
Aの声が聞きたかったんだ
寝てるだろうと思いながら電話し、
案の定、でないAに少しホッとしてた。
でも、折り返しの電話がきたときには、
韓国語がでちゃうほど慌てて
『ヨボセヨ』の『ヨ』で、
いきなり切られたのには、度肝を抜かれたけど
凄く心臓がうるさかった。
かけ直すために、
わざとらしく怒ったふりなんかして
すぐ電話を切ろうとするAを必死で止めたり、
Aと繋がってるだけで、嬉しくなる自分に気がついて...
社長との約束なんかで、
無くしてたまるかって思ったんだ
だけど、全部俺だけだったのかもしれない。
Aがあんなに簡単に...
俺と関わることやめようって言うなんて...
夢にも思ってなかったんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 85人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yui | 作成日時：2017年11月9日 17時
