検索窓
今日:19 hit、昨日:1 hit、合計:76,932 hit

YOU11 ページ28

「先崎チーフいますか?‼」

勢いよく駆け込んできた私に、技術課の人達は一斉に振り向いた。

「お願いします❗プレジデンシャルスイートの絨毯のシミとり方法と手順、注意する事を1分で教えて下さい‼」

先崎さんは、私の剣幕にびっくりしていたが、すぐに察してくれて、簡潔に教えてくれた。
事務の女の子が機転をきかせて、メモをとって渡してくれたのには、感激した。
器具一式も貸してもらい、部屋へと急いだ。

へやに戻ると、お客様は真由美さんの提案でお昼を食べるため部屋を空けていた。

私は、早速教えられた通りに作業を始めた。

時間のたったワインのシミは、範囲も広く、毛足の長さもあり、簡単にはいかなかったが、確実に薄くなっていた。一時間以上ブラシとタオルを使って叩く事を繰り返していると、手の感覚がおかしくなってきた(泣)

何度も佐伯君や他のスタッフが代わるよと言ってくれた。
だけど、もし絨毯を傷めてしまっていたら、手伝ってくれた人の責任にさせたくなかったので、気遣いは嬉しかったけど、大丈夫だと断っていた。

それでも、しばらくすると、

佐伯「Aさん、代わって下さい。一人で抱えこまなくて大丈夫です。チームでやってる事忘れてませんか?俺にやらせて下さい」

佐伯君の言葉に、はっとした...

A「ごめんなさい。ありがとう...」

真由美さんが、立ち上がろうとする私に手をかしてくれて

真由美「皆、心配してましたよ。皆で頑張りましょ」

励ましてくれた。

ジヨン14→←YOU10



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
123人がお気に入り
設定タグ:BIGBANG , ジヨン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:yui | 作成日時:2017年10月22日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。