YOU7 ページ11
部屋に入ると、既にメンバーが集まっていた。
各部署のエリートが集められたのが、顔ぶれをみて理解できた。
私、思いっきり場違いじゃない(泣)
結城君やユキちゃんも、まだ来てないし(泣)
これじゃ、私のほうが二人を頼ってるじゃん...情けな...
いたたまれない気持ちで、空いている席に座り、身を縮こませた。
ふと、傍に気配を感じ見上げると、
「Aさん、お久しぶりです！Aさんと一緒に仕事できるなんて嬉しいなぁ(笑)」
コンシェルジュの佐伯君が爽やかな笑顔を向けていた。
A「お久しぶりです。私なんかが、ここにいるの気が引けるんだけど...よろしくお願いします」
佐伯「気が引けるなんて...(笑)Aさん以上にふさわしい人材いないですよ(笑)」
佐伯「俺の師匠じゃないですか(笑)」
A「...(苦笑)」
...私、気がついてしまいました。
無視できないほどに強い視線を(汗)
恐る恐る顔を上げると...やっぱり...コンシェルジュの真由美さん。
佐伯君...そろそろ席に戻ろうか...
お構い無しに話続ける佐伯君。
凄い鋭い視線を向けてる人いるんで...(怖)
ほら、こっちに来るぅ...(泣)
誰もが羨む美貌で微笑みながら近づいてくる真由美さん
真由美「Aさん、ご一緒に仕事する日がくるとは思いませんでした。今回は人が足りなくて急遽補充したみたいですね。馴れないと大変かもしれませんが、頑張りましょうね」
一ミリも隙のない美しい顔に女の私でさえも見惚れてしまうのだけど、たぶん私の事嫌いなんだろうな...彼女が私を見る目はいつも笑ってないの。
専任スタッフが勢揃いしたのを見計らって、ミーティングが始まった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 123人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yui | 作成日時：2017年10月22日 22時
