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五条悟の独白1. ページ20

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『順平と男、教師以外にもう一人いたんだよね』



悠仁に言われて探ることになった該当者。



『悠仁、その子に心当たりある?』



僕がそう聞けば悩む悠仁。



『あ!順平の家にあった写真の子だ』

『写真?』

『うん、大切な人って言ってたよ』



大切な人。親族もしくは恋愛関係か。


どちらにせよ二人の間には何かあった。


だから吉野順平の術式が効かなかった。



『その子、吉野順平にとって大切だから、もしくは...』

『自分の術式で避けた?』

『その通り!悠仁賢くなったね〜』



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「いいんですか、五条さん」

「んー何が?」

「貴方が見れば分かる話じゃないですか」

「僕だってそんな鬼じゃないさ」



七海にそう言われ軽く笑い飛ばす。




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作者名:八重樫 | 作成日時:2021年3月4日 1時

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