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「食満先輩、大丈夫です。うちには万年鼻炎の如く鼻水が生成できるしんべヱとナメクジを常に持ち歩く喜三太、そしてビビリですぐにちびってしまう平太がいます」
食満「…!!水は常にある、そういうことか!?」
田村「潮江委員長!私の正面に座る女の退場を願います!」
潮江「用具委員会の下級生をひっ捕えろ!」
「みんな!!」
潮江先輩の掛け声で会計委員会の下級生たちにうちの下級生たちが外に追いやられる。作兵衛!数では勝っていたんじゃないのか!!
「…四人になってしまいましたね」
食満「あぁ…」
潮江「用具委員会の主張はこれで終わりか?今回は…三割削れそうだ」
食満「三割だと!?」
田村「委員長、そろそろ我々の予算案提出の時間です」
等々食満先輩が我慢ならないとその場に立ち上がったと同時に三木ヱ門が「会計委員会の予算案」と呟く。
我々通常の委員会は会計委員会に予算案を提出するが会計委員会は学園長先生に提出をする。…というのをこの前知った。なので…
「会計委員会の予算案なら私が捨てておきました」
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「「はぁぁ!?」」
私がケロッとそのように伝えれば、綺麗に協和した潮江先輩とは三木ヱ門の叫び声が会計室いっぱいに響き渡る。
「ですが、ただ捨てるわけでは悪いので団蔵に複写をさせてから捨てましたよ」
用具委員会の予算案の上に叩きつけるのは懐から取り出した会計委員会の予算案の複写。…もちろんこの二人には読めないだろう
「文字を書く練習をしようともちかけたら喜んで書いてくれましたよ」
田村「な、なんて卑劣なやつ…」
食満「俺たちの予算を三割削ったとして…お前たちは予算案を読んでもらえないんなら大変だな」
潮江「くそっ…!いつの間にやられたんだ!?」
「…私でしたらその予算案、読み上げることができますが?」
先日背中をいじめてきた(いじめられてない)仕返しですと言わんばかりに先輩に微笑みかければいつものように怖い顔をされるが余裕はないらしい。
潮江「……次は五割削ってやるからな!!」
そうして朱の筆で殴り書きされた全案可決の文字をみて食満先輩に合図を送ると早急にそれを回収される
食満「男に二言はないからな!文次郎!」
潮江「…あぁ、鬱陶しいやつだ」
「みっきー!ありがとう!」
田村「潮江先輩!屈辱的です!!」
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八重(プロフ) - ゆずこしょうさん» ありがとうございます〜!ご期待に応えられるように頑張ります! (3月21日 22時) (レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - こんな作品待ってました!これからも頑張って下さい! (3月21日 13時) (レス) @page32 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
八重(プロフ) - リンちゃんなう!さん» 嬉しいコメントありがとうございます!ぜひこれからもよろしくお願いします! (3月20日 22時) (レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
リンちゃんなう! - 夢主ちゃんの性格が好みです!楽しくて一気読みしました!続き楽しみにしてます^^ (3月20日 17時) (レス) @page22 id: 99c0a2ef87 (このIDを非表示/違反報告)
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