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・(予算会議当日)
本日は予告していた通り予算会議当日です!
富松「次々他の委員会が会計室を目指して走っています!」
「大丈夫、私たちは最後に行けばいい」
食満「…本当は早く文次郎とやり合いたいがな」
「委員長、趣旨が変わっています」
今現在我々は会計室が見える建物の屋根で自分たちの番を待っていた。私が考えた作戦はこの後わかると思うが手荒な真似はしたくなかったので少々捻った作戦だ。喜八郎の落とし穴に落ちるのも保健委員会にウイルスを撒かれるのも、体育委員会が暴れているところに居合わせるのなんてごめんだ。
しんべヱ「あ、会計室が爆発してる」
食満「仙蔵だな」
喜三太「あ!保健委員会が全員落とし穴に落ちました!」
平太「体育委員会が予算案をカットされて大暴れ…」
「地獄なのか?ここは」
富松「最後に図書委員会が入っていきました!」
食満「よし、俺たちも会計室に向かうぞ!」
今年の予算会議は随分と早くに終わるみたいだ。
あっという間に自分たちの番がやってきてしまった。
…
食満「用具委員会だ!」
潮江「例年に比べてくるのが遅かったな…余計なことをしても無駄だぞ」
「まずは我々の予算案を見てください」
私と食満先輩が横に並んで座り、その後ろに下級生たちが座る構図。正面に座る三木ヱ門に手を振るともちろん睨みつけられた
潮江「ふむ……いつも通りの予算案だな、毎回毎回言っているがここの材料費を削ることは可能なんじゃないか?」
食満「だからそれ以上削ると品質が落ちてだな!」
潮江「削れると言うことだろう?」
食満「話が通じねえやつだな!」
「これ以上品質を落とすと再度壊れる原因になります。コスパが悪いんですコスパが」
田村「コス…」
左門「パ…?」
私たちが考えた作戦は潮江先輩を論破すると言うことではもちろんない。それにしても予算を嬉々とカットする姿はまるで何かの悪役だ。
食満「A、水は持ってきたのか?」
「あぁ、それなら一年生たちが…」
しんべヱ「先輩すみません、重くて」
『置いてきちゃいました!』
バケツに入れた水を脅しのために持ってくるつもりではいたがニコニコ笑顔の後輩たちは置いてきてしまったらしい。青ざめているのは作兵衛と私たちが何をしようとしているか気がついた会計委員会
左吉「み、水!?」
潮江「なんてやつらだ…」
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八重(プロフ) - ゆずこしょうさん» ありがとうございます〜!ご期待に応えられるように頑張ります! (3月21日 22時) (レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - こんな作品待ってました!これからも頑張って下さい! (3月21日 13時) (レス) @page32 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
八重(プロフ) - リンちゃんなう!さん» 嬉しいコメントありがとうございます!ぜひこれからもよろしくお願いします! (3月20日 22時) (レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
リンちゃんなう! - 夢主ちゃんの性格が好みです!楽しくて一気読みしました!続き楽しみにしてます^^ (3月20日 17時) (レス) @page22 id: 99c0a2ef87 (このIDを非表示/違反報告)
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