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「……しかし、なぜライバルである会計委員会に予算会議があるといち早くお教えに？」
ここでようやく疑問に思っていたことを先輩にぶつける。
明後日開催ともなればもちろんお互い万全の状態で会議に挑むことにはなるだろうが、なにも先に聞きつけた噂を伝える必要もなかったはずだ。
食満「あいつとは正々堂々戦いたいからな」
「あ、あぁ…」
喜三太「戦う？」
平太「予算会議って」
しんべヱ「戦うんですか…？」
作兵衛「お前たち、説明してやるからこっちに来い」
作兵衛が一年生を隅に集めて予算会議の恐ろしさを説明してくれている間に私は先輩と作戦を練るとしよう。
食満「用具委員会は毎年、予算案の二割から三割を拒否されることが多いんだ」
「……本当だ、これだと七松先輩(体育委員会)の破壊活動と我々の修繕が釣り合わない…」
食満「会計委員会から言わせてみれば、小平太(体育委員会)の物損破壊は委員会の活動とは本来関係がないこと。最初から壊させるなと言いたいらしい」
「なるほど、おまけに我々の活動はイレギュラーが少ないから」
食満「そう、予算が削られやすいんだ。他には保健委員会や生物委員会、体育委員会も俺たちと似たようなもんだな」
「逆を言えば作法委員会や火薬委員会、図書委員会は活動状況が授業やものの仕入れ時の販売価で変わってくるから…」
食満「交渉次第ではあいつらの方が可決率は高めだ」
『合戦！？』
食満先輩に例年の予算案の可決状況を見せてもらった上で特徴を聞いて思わず納得してしまっていると、作兵衛からの説明を聞き終えた一年生たちは予算会議＝合戦の構図を想像して魂が抜けてしまっている
「はいはい、吸って吸って〜」
富松「そんなに怖がることもない、俺たちは名字先輩がいらしてから人数比では会計委員会よりも上だ」
しんべヱ「でも！四年生の田村先輩が火器を使われたりしたら…！」
喜三太「とても太刀打ちできません！」
平太「ちびっちゃいます…」
「大丈夫、みっきーからは私が守る」
『みっきー…？』
よし、一年生のアフターケアは作兵衛に任せるとして…
「食満先輩、私に考えがあります」
食満「言ってみろ」
「会計室に水を持ち込みましょう、あとはそれをぶちまけるだけです」
富松「くノ一だ…」
食満「強かすぎるぞ…」
次回！予算会議当日！お楽しみに！(!?)
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八重(プロフ) - ゆずこしょうさん» ありがとうございます〜！ご期待に応えられるように頑張ります！ (3月21日 22時) (
レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - こんな作品待ってました！これからも頑張って下さい！ (3月21日 13時) (レス) @page32 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
八重(プロフ) - リンちゃんなう！さん» 嬉しいコメントありがとうございます！ぜひこれからもよろしくお願いします！ (3月20日 22時) (レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
リンちゃんなう！ - 夢主ちゃんの性格が好みです！楽しくて一気読みしました！続き楽しみにしてます^^ (3月20日 17時) (レス) @page22 id: 99c0a2ef87 (このIDを非表示/違反報告)
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