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綾部「四年い組へ編入…じゃあ僕たち明日から級友だね」
「そうみたい…でもい組って優秀な生徒の集まりでしょう？とても授業についていけるか…」
綾部「組分けは公平に行われてるはずだけど…あと、それ滝夜叉丸の前で絶対に言わないでね。あいつすぐ調子に乗るから」
私の中で勝手にい組の生徒は優秀という印象があったのだけれど、かといってろ組とは組が優秀ではないのかと言えばそうでもない……でも喜八郎が名前にあげた平滝夜叉丸だってとてつもない自惚れ屋ではあるものの、学年一優秀であることを自称できるほどには優秀であると、もっぱら噂だ。喜八郎はすぐにい組がずば抜けて優れているわけではないと否定したけれど、それだって謙遜かもしれないし…
綾部「大体、キミこそ優秀だって忍たまの中じゃ周知の事実だよ」
「まさか……ところで、滝夜叉丸も同じ組だよね」
綾部「そう、なんなら僕の同室…明日の早朝に帰ってくるだろうけどあまりお膳立てしないように」
「あはは、手厳しいな…」
綾部「…よし、あとはゆっくり荷物の整理をしたら良いよ。わからないことがあれば明日から、今日は休んだほうがいい」
「あ、ありがとう…喜八郎は？部屋に戻るの？」
綾部「ううん、裏山に穴を掘りに行く」
「あなたが穴掘り小僧って言われているのも納得」
徐に彼が立ち上がったと思えばこの時間から穴掘りに行くらしい。穴掘り小僧と自惚れ屋が級友で隣室…濃い生活が始まりそうだ。
「明日は一年生もくるんだからちゃんとわかりやすく印をつけてあげてね？」
綾部「もちろん」
「あれ、落ちると痛いんだから浅めの穴にしてあげなきゃ可哀想だよ」
綾部「はあい…A、落ちたことあるの？」
「そりゃ丸3年もこの学園で生活してたらね」
今でも覚えている、忍術学園に入ったばかりの頃医務室に事務関係の用があって外を歩いていたらまんまと彼の落とし穴に引っかかって、医務室では結果的に治療を受けたのだ。
綾部「それ、本当に僕の落とし穴？」
「そうだよ、丁寧に印をつけるのなんて喜八郎くらいでしょう？穴から這い上がってから気づいたの、先に気づかなかった私が悪いんだけどね」
綾部「……じゃあ今日はちゃんとAの言うことを聞いて優しい落とし穴作りに励むとしよう」
「うん、ぜひそうしてください…程々にね？」
綾部「ん、おやすみ」
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八重(プロフ) - ゆずこしょうさん» ありがとうございます〜！ご期待に応えられるように頑張ります！ (3月21日 22時) (
レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - こんな作品待ってました！これからも頑張って下さい！ (3月21日 13時) (レス) @page32 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
八重(プロフ) - リンちゃんなう！さん» 嬉しいコメントありがとうございます！ぜひこれからもよろしくお願いします！ (3月20日 22時) (レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
リンちゃんなう！ - 夢主ちゃんの性格が好みです！楽しくて一気読みしました！続き楽しみにしてます^^ (3月20日 17時) (レス) @page22 id: 99c0a2ef87 (このIDを非表示/違反報告)
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