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悔しいが私はどうやら滝夜叉丸に負けてしまったらしい。
「いつ戻ってきたの？」
平「私はずっとここにいた」
「ええ！？じゃあこの場で声をかけられて男の人のことパシリにしたの！？」
平「いいや？私はまだ課題をこなしていない」
・ ・ ・
「……はい？」
平「だから、私はまだ合格をもらっていないんだ」
余裕そうに滝夜叉丸が言う。
あれれ？あなたさっきいちばんに終わらせるとかなんとか…
平「ちなみに喜八郎はつい先程ここから動いたところだ」
「あの、すみませんお二人とも何をしていらっしゃるんですかね…？」
平「お前が心配でな。ずっと見ていたぞ！」
「………」
さすがい組の友情！と高らかに言う彼を見てこめかみあたりがピクピクと動くのがわかる。
…私一人だけ本気でやったのがバカみたいだ
「早く男引っ掛けてきなさいよ！馬鹿！」
平「なっ、私が馬鹿だと！？」
「馬鹿でしょ！くノ一舐めんな！」
完治したばかりの左足で地面を踏み締めて愚友を正せばひいひい言いながら課題へ向かっていった。
『A』
「…なんでしょうか先生」
『大声を出すのはやめなさい』
「申し訳ありません」
先ほどから担任からの矢羽音が鳴り止まない。…私は目をつけられたのか？私がこうも大きな声を出すのは全部全部二人のせいだと思うが
『滝夜叉丸と喜八郎のせいにするのはやめなさい』
「…申し訳ありません」
…仕方がない。大人しくしておこう。
私だって久しぶりに外に出て級友と授業をすることができて嬉しいのだ。
「お団子屋さん…」
_____
少しすると喜八郎、滝夜叉丸の順番で集合場所に戻ってきた。結局合格時間を換算したら三人とも大差ないんじゃないか？
綾部「お待たせA」
「滝夜叉丸から聞いたよ？わざわざ見てる必要ないのに…」
綾部「君がいつドクタケ忍者に攫われるかわからないからね」
「いつまで言ってるのよ」
平「待たせてすまなかったな、時間は潰せたか？」
「二人ともすぐだったから潰すような時間もなかったよ」
綾部「女の子って空き時間があったら買い物するんじゃないの？」
「それは人によると思うけど……、さっき美味しそうなお団子屋さんがあったからくのたま教室の子達にって思ったけどやめたの」
私がそう言うと二人は目を見開いて信じられないと言いたげな顔で私を見てきた。
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八重(プロフ) - ゆずこしょうさん» ありがとうございます〜！ご期待に応えられるように頑張ります！ (3月21日 22時) (
レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - こんな作品待ってました！これからも頑張って下さい！ (3月21日 13時) (レス) @page32 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
八重(プロフ) - リンちゃんなう！さん» 嬉しいコメントありがとうございます！ぜひこれからもよろしくお願いします！ (3月20日 22時) (レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
リンちゃんなう！ - 夢主ちゃんの性格が好みです！楽しくて一気読みしました！続き楽しみにしてます^^ (3月20日 17時) (レス) @page22 id: 99c0a2ef87 (このIDを非表示/違反報告)
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