・ ページ38
・(街)
久しぶりに三人揃ってテンションがどうもおかしい四年い組三人衆は無事に、今回の課題をこなす街に到着しました。
「随分賑わっているね」
綾部「絶好の実習日和だ」
平「素敵な殿方にお会いしたいわ」
「すげえ役に入り込んでるやついるんだけど」
平「まあ正直Aは可愛いが優秀なのは私、一番最初に課題をクリアして見せよう」
「情緒大丈夫？」
綾部「僕も早く終わらせたいからA、勝負だ」
「…うちの委員長の真似をするのはやめてくれよ」
綾部「ほらA、切り替えていこう」
「正気の沙汰ではない」
平「それでは課題が終わったらまたこちらで合流しよう」
なんでこれでうまいこと私たちがまとまっているのかはとても理解できないけれど滝夜叉丸の掛け声で一気に場の雰囲気が変わる。…そう、ナンパ待ちの女子独特の雰囲気だこれは
…ここで団子になったって仕方がない、二人からはとりあえず離れよう。
…
『すみません、お嬢さん』
「…私ですか？」
『もちろん、綺麗なお嬢さんと言った方が良かったかな？』
「やだ……」
…喜八郎に滝夜叉丸、あまりくノ一を舐めるなよ？？
開始早々三人は散り散りになって、すぐに男性に声をかけられた。
『もしこのあと時間があればお茶でもどうです？』
そうしてあっという間に耳に入る勝利宣言。
四年い組の級友達。対戦ありがとうございました。
陰から私のことを評価している担任に振り向き微笑みかければしかめっつらで課題に集中しろと矢羽音を飛ばされてしまったが、文句なしで高得点だろう。
「私でよければ…」
このあとは定番にお茶をしてそのままフェードアウト。
こんなの二年生の時にはマスターしていたやり口だ。
…
「待ち合わせの場所は…」
闘争心に案外燃やされていた私は手短に課題を済ませて二人と約束した集合場所へ足早で向かう。
…あ、あの店の簪可愛いな。二人があれだけ褒めてくれたんだから髪型ももっとしっかりすれば良かったかな
なんて、昔から街に出て素敵な髪飾りを見つけてもいつも後輩たちと食べるお菓子を優先していたことをぼんやりを思い出しながら歩く。それにしてもくのたま教室のみんなとお菓子を食べると美味しいんだよなあ……
「あれ……」
平「早かったな」
「…本当にあなたは優秀みたい」
なんと、信じられないことに自信満々で集合場所に戻ると滝夜叉丸の姿があった。
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八重(プロフ) - ゆずこしょうさん» ありがとうございます〜！ご期待に応えられるように頑張ります！ (3月21日 22時) (
レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - こんな作品待ってました！これからも頑張って下さい！ (3月21日 13時) (レス) @page32 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
八重(プロフ) - リンちゃんなう！さん» 嬉しいコメントありがとうございます！ぜひこれからもよろしくお願いします！ (3月20日 22時) (レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
リンちゃんなう！ - 夢主ちゃんの性格が好みです！楽しくて一気読みしました！続き楽しみにしてます^^ (3月20日 17時) (レス) @page22 id: 99c0a2ef87 (このIDを非表示/違反報告)
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