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なんだか今日の鉢屋先輩はいつもと同じくらい鬱陶しいのに加えて様子が変だ。彼が私にお菓子を…？おかしい、お菓子だけに。…すみません。
「学級委員長委員会のお菓子なら後輩たちに分けてあげてください」
鉢屋「違う、生菓子は委員会では食わん」
「じゃ、じゃあ私にわざわざ買ってきたっていうんですか…？」
鉢屋「だったらなんだ」
「恐怖……」
鉢屋「ほら、早く受け取れ」
「………ありがたく頂戴します」
鉢屋「可愛げのないやつだ」
先輩に手渡された苺大福の包みは確かに爆発もしないし呪われた気もしないし異臭もしない。…見た目は本物のお菓子だ。
「いただいてもいいんですか？」
鉢屋「速いうちに食ったほうがいいだろうな」
「…いただきます」
最後の懸念として食べたらまずいとか辛いとか、信じられないくらい酸っぱい可能性もあるので、先輩の前で食べたほうがいいだろうと思って断りを入れてから口に運ぶ。
「……普通だ」
鉢屋「私が普通なのはそんなに変か？」
「えぇ、とても…でもおいしいです。ありがとうございます」
私がこの人が苦手な理由の一つ。気分屋なところだ。
私をとことんいじめる日もあると思えばこうして、散々に甘やかされる日もある。…単純に気が狂うんだ。
「…なにか嫌なことでもあったんですか？」
鉢屋「なにか理由がないとお前に尽くしてはならないのか？」
「いえ……」
昨日外部実習が終わって、今日戻ってくる途中でこれを買ってきてくれているとすれば……うーん、本当にこの人はわからない。
「優しい鉢屋先輩は好きなんですけどね」
仕方がない、喜八郎たちが部屋にやってくるまではちゃんと話し相手になってやろ……ん？
こうしてやっと先輩と向き合う気になって体の向きを変えようとするとなぜか片手で顔を覆う先輩と目が合いそうで合わない。…なんなんだこの人、本当に。
鉢屋「…明日からまた授業頑張れよ！じゃ！」
「はぁぁ！？」
そして、訳がわからぬまま部屋から飛び出していってしまった
「なんなのよ…」
____
綾部「A、さっき鉢屋先輩にAのことどんな教育してるんだって怒られてしまったよ」
平「何か失礼を働いたのか？」
「…失礼なのはあの人の方でーす」
次会った時は口を聞いてやらないんだから。
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八重(プロフ) - ゆずこしょうさん» ありがとうございます〜！ご期待に応えられるように頑張ります！ (3月21日 22時) (
レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - こんな作品待ってました！これからも頑張って下さい！ (3月21日 13時) (レス) @page32 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
八重(プロフ) - リンちゃんなう！さん» 嬉しいコメントありがとうございます！ぜひこれからもよろしくお願いします！ (3月20日 22時) (レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
リンちゃんなう！ - 夢主ちゃんの性格が好みです！楽しくて一気読みしました！続き楽しみにしてます^^ (3月20日 17時) (レス) @page22 id: 99c0a2ef87 (このIDを非表示/違反報告)
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