くのたま教室の最年長は序列が低い故…【RKRN】

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今日は非常に天気が良い。室温も最高で質の良い睡眠を取ることができたと思う。二度寝にうたた寝、昼寝に…



「……っうわ！！」




昼寝から目が覚めたのと同時か、部屋の扉をいきなり開けられたから目が覚めたのか、朝と同様私の部屋の扉が激しく開かれた。…なんだ喜八郎、興奮しすぎだ……




「ぎゃー！！！」




鉢屋「……お前なあ」




「でっ、出た！！！…ぃたっ…」




鉢屋「傷に障るからでかい声を出すのはやめろ」




朝に私の部屋に断りもなく入ってくるのは今現在は喜八郎のみと言ったが前言撤回だ。
…五年ろ組鉢屋三郎…私の忍術学園内実施の苦手な忍たまランキング第二位の先輩であり変装の名人…ちなみにそのランキングに三位以降は存在しない。()

当然のように部屋の中に入ってきて、おまけに私のそばに座り込む姿を見れば私がこの男が苦手な理由がよくわかるだろう




「…怪我人になんの御用ですか」




鉢屋「退屈だろうなと思って」




「さいですか、じゃあ私また寝るので」




鉢屋「お前さっきまでずっと昼寝してたんじゃないのか…？」



「…………」




鉢屋「無視するな！」




「…切実に出ていってもらえませんか？」




私が彼を嫌うなにか決定打となるようなエピソードがあるのかと問われれば正直ないが、度重なるいじりや悪戯が原因でくのたま教室に入った当初からこの人のことは先輩だが、かなりぞんざいに扱っている自信がある。

ちなみに先ほどのランキングの堂々たる第一位は立花仙蔵先輩だが、彼の場合その理由は「恐怖」が大きいのだが鉢屋先輩は「嫌悪」の方が大きい。




鉢屋「授業にはついていけてるのか？」



「話聞いてました？……怪我で受けれていない間は級友が板書を写してくれていますしご心配していただかなくても」




鉢屋「ふうん…委員会は？慣れたか？」




「はい、それはもう鉢屋先輩のおかげで入った用具委員会ですので」




鉢屋「長屋で困っていることは？」




「ありません」



・・・


え！！うるさ！！！うるっさ！！何この人！？一生喋ってるんだけど！！




「…本当に出ていってもらえません？叫びますよ？もしくは不破先輩にチクりますよ？」




鉢屋「叫んだらお前が綾部や滝夜叉丸に叱られるだけだろう」




「…後者は？」




鉢屋「勘弁してください」

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