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「ん……」




乱太郎「よかった!伊作先輩!A先輩が目覚めました!」




「乱太郎…それに伊作先輩」




目が覚めると、よく見慣れた天井と乱太郎の姿が目に入る。
…学園の医務室だ




伊作「A、よかった…乱太郎と一緒に渡った橋が壊れたんだって?」




「あぁ…そうだ……すみませんでした。乱太郎のこと任されたのに結局ご迷惑おかけして」





伊作「謝らないでくれ、元はと言えば僕の責任なんだから」




はっきりとしない意識の中でかろうじて思い出せるのは乱太郎を先に学園に向かわせて、動かなくなった足が憎らしくもどかしかった時に……




「利吉さんは…?」




伊作「先ほど山田先生のところに向かわて…そろそろ帰られたんじゃないかな、無茶するなっておっしゃってたよ」




「そう、ですか…」




そうだ、私が動けなくなって木のそばでうずくまっていたら利吉さんに助けてもらったんだった…ここまで運んでもらったんだろう、正直そこらへんの記憶は曖昧だ。





乱太郎「先輩!すぐに助けに行けなくてすみませんでした…」




「いいんだよ、ほら今はこの通り…足も…ちょっとは動く」




乱太郎「無理しないでください…!」




伊作「本当だよ、骨は無事だったけど酷い打撲だ…痛みは?」




「今はだいぶ落ち着いています」




伊作「よかった…あの時、君たちをそばに置いておけばよかったね本当にすまない」




「いえ、結果論三人とも無事なんですから…それで、あのドクタケ忍者は?」




伊作「あ、あぁ…Aが乱太郎と逃げたのを追いかけようとしたけど僕が足止めしたらあっさり逃げていったよ。君が目的だったのは一目瞭然だった」




「…忍者の好奇心って…」




とりあえず二人の安否を確認できてよかった。
足だって骨が無事なら時期に治るはずだ。痛みだってほぼないに等しいし………ん?




バンッ




綾部「A!!」




平「喜八郎!勢いがすぎるぞ!!」




これにて一件落着かと、肩の力を抜こうとしたところで医務室の扉が壊れるんじゃないかと思う勢いで開かれる。
犯人は喜八郎と滝夜叉丸だ。



「ふ、ふたりとも…」




綾部「…なんでこんなことになってるの?」




平「まずは心配をしろ、事情聴取はそのあとだ」




「聴取って言っちゃってるよ…」




これ、かくかくしかじかでって説明したら引っ叩かれるかな?

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八重(プロフ) - ゆずこしょうさん» ありがとうございます〜!ご期待に応えられるように頑張ります! (3月21日 22時) (レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - こんな作品待ってました!これからも頑張って下さい! (3月21日 13時) (レス) @page32 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
八重(プロフ) - リンちゃんなう!さん» 嬉しいコメントありがとうございます!ぜひこれからもよろしくお願いします! (3月20日 22時) (レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
リンちゃんなう! - 夢主ちゃんの性格が好みです!楽しくて一気読みしました!続き楽しみにしてます^^ (3月20日 17時) (レス) @page22 id: 99c0a2ef87 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:八重 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2024年3月19日 17時

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