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それから、三人揃って様々な不運に見舞われながらもなんとか無事にカゴいっぱいに薬草を集めることができた
伊作「Aがきてくれたおかげですぐに終わったよ、ありがとう」
乱太郎「ありがとうございます！」
「いえいえ……ん？」
二人から労いの言葉をかけてもらい、なんやかんや来てよかったなと思っているとなんだかとても嫌な予感がする
「！！危ない！」
咄嗟に懐から苦無を取り出して、こちらに目掛けて飛んできた"それ"をすんでのところで弾く
乱太郎「手裏剣！？どうして…」
「…伊作先輩、これは不運云々の話ではなさそうですね」
伊作「あぁ…二人組のドクタケ忍者」
乱太郎「プロの忍者ですか！？」
突然私たちに手裏剣を投げてきたのは伊作先輩の言う通りドクタケ忍者隊の忍者のようだ。…別にこの薬草自体が珍しいわけではない。最近忍術学園とドクタケ城は変な睨み合いが続いていると聞いていたし、単純に私たちの妨害をしたいのだろう
「私は右のあいつを」
プロとは言ってもドクタケ忍者だ。追い返すことくらいならできるだろう。と身構えると「その必要はない」と伊作先輩に言われる
「ですが…」
伊作「僕が相手になる、だからその間に二人で逃げてくれ」
「そんな！」
乱太郎「いざとなれば自分の身は自分で守れます！」
先輩は一年生の乱太郎が心配な気持ちが勝ったのだろう。私のことを早く逃げろと言わんばかりに見つめてくるのだ
「…わかりました」
伊作「頼んだよ」
乱太郎「先輩！」
伊作「大丈夫、僕は不運だけどこう見えても六年生だ」
にこやかに伊作先輩が乱太郎を安心させようと微笑みかける
…まあ確かにおっしゃる通りだ、なんて納得している場合ではない。とにかく乱太郎と忍術学園へ、応戦するならばそのあとだ
「雲行きが悪くなり始めています。お気をつけて」
伊作「ありがとう」
「乱太郎、いくよ」
乱太郎「はい！」
小声で乱太郎に合図をして一斉に走り出す
薄々気づいていたがあの二人の狙いはおそらく「私」だ
突然走り出した私たちに動揺して追いかけてこようとするところを伊作先輩が食い止めに入る。
…そんなに忍たま教室に編入したくのたまが面白いのか？
「っ、もう降ってきたか…」
雨が降り始めてきたようだ。
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八重(プロフ) - ゆずこしょうさん» ありがとうございます〜！ご期待に応えられるように頑張ります！ (3月21日 22時) (
レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - こんな作品待ってました！これからも頑張って下さい！ (3月21日 13時) (レス) @page32 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
八重(プロフ) - リンちゃんなう！さん» 嬉しいコメントありがとうございます！ぜひこれからもよろしくお願いします！ (3月20日 22時) (レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
リンちゃんなう！ - 夢主ちゃんの性格が好みです！楽しくて一気読みしました！続き楽しみにしてます^^ (3月20日 17時) (レス) @page22 id: 99c0a2ef87 (このIDを非表示/違反報告)
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