私の不運はどこから？ ページ23
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私が忍たま長屋に引っ越しをしてから数日、特に同室の喜八郎と滝夜叉丸とはすっかり仲良くなり、授業も今の所問題なくついていけている。委員会活動に至っては可愛い後輩たちが織りなす最高の空間を楽しませていただいている(?)
食満「A帰るところすまない、この後少し時間はあるか？」
「もちろん、なにかお手伝いでも？」
委員会後、後輩たちが先に帰るのを見送ってから私も失礼しようとすると、食満先輩に少し申し訳なさそうに呼び止められた。
食満「実はな…いや、やっぱりやめておいたほうがいいのだろうか…」
「そんな！そこまで言われると気になります！」
しかし私を呼び止めたのは先輩なのに話し始めるのを躊躇されてなかなか話し出さないのだ。…なんなんだ先輩らしくない
食満「……俺の同室の伊作が不運なのは知っているだろう？」
「えぇ、学園中が周知かと」
食満「実は俺は昔から伊作と一緒にいると不運に巻き込まれるんだ。勘違いしないで欲しいのは別にそのこと自体は構わなくて、同室だしそれくらい一緒に受けて立とうという気持ちではあるんだが…」
「委員会決めの鬼ごっこを思い出せば確かに伊作先輩と食満先輩は一心同体というかなんというか……ずばり、私を今呼び止めていらっしゃる理由は…？」
やっと話し出した先輩の話は要約すると伊作先輩からの巻き込まれ不運の話で、正直このことだってみんなが知ってあるようなレベルのことだ。
食満「まどろっこしい言い方はやめよう、実はこれから伊作が保健委員会の後輩と薬草を取りに行くんだ」
「なるほど」
食満「だが補習や外部実習が重なって来れる後輩は一人のみ…それで俺が手伝って欲しいと先ほど頼まれたんだが先約があってな」
「わかりました。私が代わりに行ってきます」
手短に返事をすると先輩は最後まで言っていないのに、と驚いた顔をして私の方を見る。
それにしても水臭い人だ、「伊作の手伝いをしてこい」と一言言ってくれればすぐに協力したのに
食満「本当にいいのか！？」
「えぇ、ちょうどこのあとは予定もありませんし…それくらいのことすぐ頼ってください」
食満「A……この後すぐに出発になると思うがくれぐれも、くれぐれも気をつけて行ってくれ！」
「心得ました！」
…
(数刻後)
食満先輩の笑顔と期待に応えたくて「心得ました」なんて馬鹿なことを言った私へ、心得るな。私より。
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八重(プロフ) - ゆずこしょうさん» ありがとうございます〜！ご期待に応えられるように頑張ります！ (3月21日 22時) (
レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - こんな作品待ってました！これからも頑張って下さい！ (3月21日 13時) (レス) @page32 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
八重(プロフ) - リンちゃんなう！さん» 嬉しいコメントありがとうございます！ぜひこれからもよろしくお願いします！ (3月20日 22時) (レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
リンちゃんなう！ - 夢主ちゃんの性格が好みです！楽しくて一気読みしました！続き楽しみにしてます^^ (3月20日 17時) (レス) @page22 id: 99c0a2ef87 (このIDを非表示/違反報告)
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