委員会決定！？ ページ18
・
それから、3人でスタート地点に戻れば明らかに不服そうな顔をした他の委員会の委員長、委員長代理とは裏腹に、面白そうな顔をした学級委員長委員会、先ほど別れたはずの体育委員会、作法委員会に…つまり最初にいた人が全員また集まっている状態だ。
鉢屋「みなさんご無事で何よりです」
食満「一連の流れを影で見ていたくせに、白々しいやつだ」
鉢屋「不正がないように監視役が必要ですから」
「喜八郎に滝夜叉丸、戻ってきたの？」
綾部「お疲れ様A、食満先輩もうこの子は大丈夫です。返してください」
食満「なんっだこいつ！」
「うわっ…！」
食満先輩の背中におぶられている私をひったくるように抱き上げたのち地に降ろされ、なぜか右腕を喜八郎の肩に、左腕を滝夜叉丸の肩にかけさせられる。…重篤患者じゃないんだから
平「どの委員会になったのか気になってな」
「ふふ、私ちゃんと時間まで逃げ切ったんだよ？」
平「なに！？」
綾部「そんなことありえる？」
私が委員長たちから逃げ切ったと言えばあからさまに驚く2人。たしかに、私も結構驚いている。
「私、本当に委員会免除なんですか？」
尾浜「いいや？」
「…はい？」
目を輝かせながら尾浜先輩に問いかけると、あっさりとそれを否定されてしまった
尾浜「だってA、捕まったじゃない」
「え…？」
私が捕まった？…いつ？
尾浜「よーく思い出してごらん？特に終盤」
「………あ！！！！そんな！！ずるいです！！」
潮江「くノ一にずるとかはない。そうだろ？」
「だって！食満先輩に組み敷かれたのは事故で！！」
平「食満先輩に？」
綾部「組み敷かれた…？」
食満「A！人聞きが悪い言い方をするのはやめてくれ！」
鉢屋「食満先輩、ちゃんと私たちが監視していて良かったでしょう？」
たしかに…私があの時落下してきた食満先輩を受け止めようとして地面に伏せた時間はゆうに十秒以上だった…
つまり、私は食満先輩に「捕まった」と判断された訳だ。
尾浜「おめでとうA、今日から用具委員会だ」
「……はぁぁ」
呼吸にしては大きすぎる音量のため息がそこら中に響き渡った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 81人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
八重(プロフ) - ゆずこしょうさん» ありがとうございます〜！ご期待に応えられるように頑張ります！ (3月21日 22時) (
レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - こんな作品待ってました！これからも頑張って下さい！ (3月21日 13時) (レス) @page32 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
八重(プロフ) - リンちゃんなう！さん» 嬉しいコメントありがとうございます！ぜひこれからもよろしくお願いします！ (3月20日 22時) (レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
リンちゃんなう！ - 夢主ちゃんの性格が好みです！楽しくて一気読みしました！続き楽しみにしてます^^ (3月20日 17時) (レス) @page22 id: 99c0a2ef87 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
