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「ん…？」
潮江「おい！油断するな！」
「先輩！あれ見てください！」
これだけ私と潮江先輩が大声で騒ぎ立てていたのにも関わらず、潮江先輩を激しくライバル視している食満先輩と、不運委員会脱却を目指す伊作先輩が現れないことに気がつき、徐に崖の下を覗くと…
潮江「はー、何をやっているんだあいつらは」
呆れ声を出す潮江先輩と私が見ているのは崖の下の一本の木にしがみつく食満先輩と、食満先輩にしがみつく伊作先輩の姿。…一体何がどうなってあれに？
「あ、先輩隙ありです」
潮江「はぁぁぁ！？」
「そんなことよりあの2人、助けないとです」
潮江「お、お前！流石にずるいだろ！」
「ずるとかないです。くノ一なので」
瞬時に先輩方を助けなくてはと判断した私はとりあえず潮江先輩の鉢巻を奪って(?)どうやって2人を助けるか考える。…別に大した高さじゃないし六年生の先輩からしたら造作もないのかもしれないけれど…
「どうにも伊作先輩がお荷物に見えますね」
潮江「お荷物っていうな……伊作、邪魔だな」
「邪魔って言わないであげてください」
潮江「しかし、留三郎のやつ情けねえな…っておい！どうするつもりだ！」
「どうするもなにも、ここから直接降りるのが一番早いのでこのまま助けてきます！」
潮江「…さっきまで俺から逃げ回ってたやつとは別人のようだな」
急な斜面だけれど崖だから足場はあるしさっき言ったように大した高さでもないので失格になった潮江先輩を駆けつけたくのたまに預けてからくだりはじめる。それにしてもあの赤ランプの音おかしすぎるだろ
「よいしょ、っと…一体あの2人どこからあそこまで…」
伊作「あ！A！」
食満「自分から捕まりにきたのか！」
「言ってる場合ですか！！」
さて、ここまできたけれど私はどうしたものか…
食満先輩を支えて伊作先輩が脱出するのを手伝えばいいかな
「事情は後で聞きますが、木にぶら下がっているお二人を助けにきたんです」
伊作「ありがとう…でもこの高さなら自力で降りられるよ」
「え？じゃあなんでここに…」
食満「降りられるには降りられるんだが、登るのに時間がかかってしまうのでなんとか上に上がる方法を考えていたんだ」
「こわい！編入生への執着が怖い！」
人の良心に漬け込んで！(?)
勝手に窮地に追い込まれに来てしまったじゃない！
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八重(プロフ) - ゆずこしょうさん» ありがとうございます〜！ご期待に応えられるように頑張ります！ (3月21日 22時) (
レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - こんな作品待ってました！これからも頑張って下さい！ (3月21日 13時) (レス) @page32 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
八重(プロフ) - リンちゃんなう！さん» 嬉しいコメントありがとうございます！ぜひこれからもよろしくお願いします！ (3月20日 22時) (レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
リンちゃんなう！ - 夢主ちゃんの性格が好みです！楽しくて一気読みしました！続き楽しみにしてます^^ (3月20日 17時) (レス) @page22 id: 99c0a2ef87 (このIDを非表示/違反報告)
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