・ ページ14
・
「ありがとう！これで私堂々と先輩方の鉢巻が奪える！」
おシゲ「はい！！A先輩のご活躍楽しみにしてましゅ！」
_____
おシゲちゃんの百点満点の笑顔に見送られ、中在家先輩事件をなんとか乗り越えた私は次なる試練にぶち当たっていた
「ひぃぃぃっ！！食われる！！売り飛ばされるー！！」
潮江「くおら！名字！！正々堂々戦わんか！！」
「趣旨が変わっています！！これは鬼ごっこです！！こっちが正解です！！」
後輩に癒されて軽い足取りで歩いていた私の前に突如現れた潮江先輩、地獄の鬼ごっこが本格的にスタートしてしまった訳である
「私！会計委員会だけは絶対に嫌なんです！！」
潮江「知ったものか！お前が珠算を心得ていることは山本シナ先生から聞いている！」
「最悪だ！！ちゃんと使われる！！」
潮江「ギンギンに会計しよう！(?)」
「もう意味がわかりません！！」
大声で潮江先輩から逃げまくっていたら案の定、声を聞きつけた委員長がいたようだ
竹谷「うわっ、Aと潮江先輩！」
私の進行方向から飛び出してきて、驚いたそぶりを見せたけれどチャンスと言わんばかりに行手を阻もうとする毒虫脱走委員会の竹谷先輩の頭上を通り抜け、ついでに鉢巻を拝借する(ごめんなさい)
潮江「竹谷！お前は何がしたかったんだ！」
「潮江先輩！もう疲れました！」
潮江「鍛錬が足りん！うちにこい！鍛えてやる！」
「結局こんなに走らされるなら体育委員会の方がマシだ！……っあれ…」
竹谷先輩の鉢巻一枚なんてなんの意味もなくて、さらにこれだけ走らせてもう疲労も限界まで来ているのに、きっとまだ半刻の半分も過ぎていないのだろう。そんなことを考えていると気がつけば崖のそばまでやってきてしまっていた
潮江「俺が考えなしに走っているように見えたか？」
「え、ええ…それはとても…」
潮江「悪あがきもどうやらここまでのようだな」
「先輩、就職先何かの悪者役とかなんですか…？」
潮江「緊張感に欠けるやつだな！」
ここまで頑張ったのに、あっけなく潮江先輩にひっとらえられてしまっていいのか…？わざわざ久々知先輩を騙して(?)中在家先輩に技をかけて、竹谷先輩からは鉢巻奪って…ん？
そういえば私まだ伊作先輩と食満先輩にお会いしていないな…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 80人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
八重(プロフ) - ゆずこしょうさん» ありがとうございます〜！ご期待に応えられるように頑張ります！ (3月21日 22時) (
レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - こんな作品待ってました！これからも頑張って下さい！ (3月21日 13時) (レス) @page32 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
八重(プロフ) - リンちゃんなう！さん» 嬉しいコメントありがとうございます！ぜひこれからもよろしくお願いします！ (3月20日 22時) (レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
リンちゃんなう！ - 夢主ちゃんの性格が好みです！楽しくて一気読みしました！続き楽しみにしてます^^ (3月20日 17時) (レス) @page22 id: 99c0a2ef87 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
