・ ページ12
・(裏山)
鉢屋先輩に釘を刺されたせいで生半可に妥協した委員会の委員長に捕まるような真似もできないし、加えてこの制限時間…
「半刻のもう半刻であれば勝算はあったのに…」
ちなみに今は先輩方の動向が読めないので木の上に潜伏中だ
幸いにも、もし誰かに見つかっても他の委員会に私を奪われたくないのであれば大声で騒がれることはないだろう。
「…鬼ごっこ、捕まるの定義は一体なんだろうか」
単純に体に触れられれば私の負けか。…いや、本当にそうか？
私が勝つ条件は鉢巻を奪うこと、体に触れずに奪うのはなかなか難しい。その場に伏せるまでは私にも勝機があるってことか…？
？「…ぱい！…A先輩！」
「ひっ……ん…？」
この鬼ごっこに参加している人の中で、私のことを先輩と呼ぶ人はいるはずがない、なのになんで木の下で私を呼ぶ声は先輩と敬称を…
「あれ、トモミちゃん！どうしたの？」
木の下には私の元いたくのたま教室の後輩、トモミちゃんの姿があった。
トモミ「学級委員長委員会さんのお手伝いです！そんなことよりも朝いきなりA先輩がいないこと聞いてみんなびっくりしたんですから！」
「ごめんごめん、…あの、指導した私が悪いんだけどね？
もしこの鬼ごっこの趣旨を理解しているのならば、その頭につけてる赤ランプはやめない…？」
トモミ「でも鉢屋先輩にA先輩を見つけたらこうやって光らせるように言われているんです」
「あんの人っ…！！」
トモミ「山本シナ先生が言ってました！A先輩が忍たまの先輩方をボコボコにするって！だからこの委員会決めも絶対に勝つだろうって！」
「シナ先生も後輩にわざわざ言わなくていいものを…げ」
つい、春休み前以来に再会した後輩の可愛さに声を張って話していると私の声のせいだろうか、それともトモミちゃんの赤ランプのせいだろうか「ボコボコにされるのはごめんだ」と言った様子の久々知先輩の姿があった
久々知「おい！逃げ足が早すぎるぞ！」
「鬼ごっこですもん…！」
トモミ「頑張ってください！」
トモミちゃんごめん！またゆっくり話そう！
頭の中で早口にそのようにまとめ上げてから、すぐに久々知先輩から距離を取る。
久々知「その様子だと一番最初に会ったのは火薬委員会のようだな」
「豆腐委員会の間違いでは！？」
久々知「えっ、豆腐？」
「弱すぎるだろ！豆腐に！！」
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八重(プロフ) - ゆずこしょうさん» ありがとうございます〜！ご期待に応えられるように頑張ります！ (3月21日 22時) (
レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - こんな作品待ってました！これからも頑張って下さい！ (3月21日 13時) (レス) @page32 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
八重(プロフ) - リンちゃんなう！さん» 嬉しいコメントありがとうございます！ぜひこれからもよろしくお願いします！ (3月20日 22時) (レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
リンちゃんなう！ - 夢主ちゃんの性格が好みです！楽しくて一気読みしました！続き楽しみにしてます^^ (3月20日 17時) (レス) @page22 id: 99c0a2ef87 (このIDを非表示/違反報告)
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