ちねん、モテモテだね？

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いつの間にかはわからないけど、宏太が予約してくれていたようで焼肉屋に入って名前を告げると待合席にはたくさんの人がいるのにすぐに案内してもらえた個室。

気になって、いつの間に予約してたの？と聞くとそりゃ教えらんねーななんて悪戯っ子っぽく返してくる。


知「…まぁいいや。何頼む？」


薮「とりあえず肉」

知「それはわかるよ なんの肉？」

薮「知念適当に頼んでいいよ」


えー、宏太も伊野ちゃんに負けないくらい適当だねなんて嫌味っぽく言うとえー、なんて言いながら店員さんを呼ぶ宏太。



そしてすぐに駆けつけてきた店員さんに適当に注文をして料理が来るのを待つ。

薮「知念はどう思ってんの？みんなのこと」


予め届いていたお冷で喉を潤わせながら携帯に目を落としていると宏太からの唐突なその質問。




知「え？…普通に大好きなメンバー、かな？」



薮「誰か一人だけ特別、とか…そんなのはない？」


知「うん、ない」


薮「…とりあえず、これから何日間かメンバー全員での仕事続くし そこで考えてみたら？」


知「…そうする。」

僕がそう頷いた途端、丁度いいタイミングで店員さんが注文した料理を持ってきてくれて、その中に含まれるお肉をすぐに焼き始めてくれる宏太はやっぱり最年長だな…なんて、



薮「…知念、最近健人とはどう？」


知「最近ご飯行ったよ」


その後はそんなことを考えたり、他愛ない話をしたりで ただただ楽しい夕食を終えた。

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