Terrible (ページ4)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:564 hit

#4 ページ4

ﾄﾞﾝｯ

『きゃあ、』

誰かにぶつかられた

私の筆箱がひっくりがえる

小瀧「あ、ごめん！大丈夫？」

小瀧望くんだった

思わずポカーンとその場に突っ立ってると
望くんは私の落ちたペンを拾ってくれる

『あ、ありがとう…』

小瀧「いやいや、俺がぶつかったんやから大したことないよ」

ニコッて笑って望くんは自分の席についてしまった

望くんに拾われたペン…一生使えないな！←

やっぱり優しいな、望くん
モテる理由が分かるよ、

ボーっと望くんの後ろ姿を見つめる

もっと席が近かったらな…

そんな事考えてたら望くんが振り向いて、私と目が合っちゃった

『はっ、』

急いでそらす

まともに顔なんか見れないよ…
カッコよすぎるんだもん

もう1回望くんの方を見ると、望くんは宿題をやり始めていた

真面目だな〜

るな「A！目がハートになっとるで！」

ﾊﾞｯと隣のクラスからるなが来た

『るなー！来てくれたん？』

るな「放課中ひまでさ笑」

でも、るなが来てくれたのは嬉しい

クラス離れてから、登下校ぐらいしか一緒に居られないから

るな「ぞっこんですか？」

『そ、そんなこと…』

るな「あかんな〜Aは。顔に書いてあるでー！」

そんなこと言われたって隠せないんだもん

るな「確かに、イケメンやな！」

『でしょでしょ！しかもね、優しいの！』

るな「顔よし、性格よし、運動、勉強よし、これはライバル多いで〜」

そうなんだよね、こんな完璧な人、好きにならないはずないよ…

るな「頑張ってな！応援しとる！」

『ありがとう、るな！』

るなに元気を貰って、ますます燃えてきた
絶対望くんを振り向かせる！

るな「あ、ええ事考えた！今日、私と帰らんで、望くんと帰ってみたら？」

『え、でも…』

るな「私のことは気にせんといて！今日だけシゲの面倒みたる」

ということになり…
私は望くんと一緒に帰らなくてはいけない状況に

まずは誘わなきゃ！

放課後、昇降口で望くんを待つ

『先に帰ってないといいけど…』

結構待ったけど来る気配もなく…
生徒はもういなさそうだし、帰っちゃったのかな

私は諦めて家に帰ることに。

小瀧「Aさん…？」

誰かに名前を呼ばれ、振り向くと望くんがいた