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矢花サイド
「族長は人間にも優しいのね(^-^)」
「俺達、彼に何て事を…(ーー;)」
矢花「はい?(・・?)」
何の事かと首を捻ると、槍を持っていた人達が「先程は襲ってきて、すみませんでしたm(_ _)m!」と思いっきり謝った。
めっちゃ申し訳なさそうな感じみたいに…。
松尾「バナさん、許してあげて。槍を持っている人達は、侵入者が入ってこないように防犯カメラの映像をいつも見ていたり、見張りもしているの。バナさんを侵入者と勘違いしたみたいで。俺、ちゃんと話したんだけどね…(´・Д・`)」
防犯カメラまで設置してるんだ(^_^;)。
矢花「う、うん…俺も勝手に入ってきてしまったので、俺の方こそ、ごめんなさいm(_ _)m」
お互いに謝り、俺は襲ってきた人達を許してあげた。
松尾「ねぇ、バナさん。俺は人魚に覚醒しちゃったけど、これからも仲良くしてくれる…?」
矢花「当たり前じゃん。龍が人間じゃなくても、関係ないよ。時々、俺の家に遊びにおいで。待ってるから(^-^)!」
松尾「バナさん…嬉しい!大好き(*^^*)!!」
矢花「おわっΣ( ゚Д゚)!?苦しい、苦しい…(>_<)!」
「「アハハハ(^-^)!!」」
龍にレスリングで技を決めるみたいに、強く抱きしめられる。
あの、見てないで助けてくれます(^_^;)?
シュヴァン「ははは…バナさん殿。これからも、龍様の事をよろしくお願いしますm(_ _)m」
矢花「はい、もちろんです(^-^)!あっ、龍。一つ、お願いがあるんだけど」
松尾「なぁに?バナさん(^-^)」
矢花「久々に龍のバレエが見たいんだ。お願いできるかな?」
「「見たい!見たい!」」
仲間達も大歓声をあげて、「えっ?えっ?」と龍は戸惑っている(^_^;)。
シュヴァン「龍様。あなたの踊りは、とても美しいと皆は評判です。バナさん殿に久々にお見せしたら、どうですかな?」
松尾「シュヴァンがそう言うなら、そうしようかな…//」
仲間達は「お〜!!」と歓声と拍手の大合唱。
龍は緊張しながらも、俺達の前に立った。
松尾「音楽、お願いします…//」
仲間の一人が頷くと、音楽プレイヤーにCDを入れてスイッチを押すと、
クラシック音楽が流れ、龍がゆっくりと踊り始めた。
今、俺が見ている龍の踊る姿は、みにくいアヒルの子から白鳥になっている。
龍…君は醜くなんかない。みにくいダンサーの子じゃない。
彼は、シーニュ一族のプリンシパルだ。
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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年10月17日 22時