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矢花サイド
松尾「お待たせ〜(^-^)」
矢花「あっ､お帰り(^-^)」
母さんと電話を終えてから数分後､お風呂からあがった龍が戻ってきた｡
髪が濡れているので､ドライヤーで乾かしてあげる事に｡
松尾「(バナさんに髪を乾かしてもらうのも､これが最後になるのかな…(´・Д・｀))」
矢花「どうしたの?(・・?)」
松尾「あー､ごめん｡眠くなってきたみたい(^_^;)」
矢花「そうなんだ｡首を傾げていたっぽいから､どうしたのかと思ったよ(^_^;)」
龍が本当に眠くなってきたっぽいので､ちょっと早いけど寝る事にしよう｡
そう言うと､龍もあっさりOKしたので髪を乾かした後､
2人で歯を磨きに洗面所に行こうと部屋を出た｡
深夜0時頃…｡
松尾サイド
松尾「ん…」
1時間前に寝始めたのに､急に目が覚めちゃった…｡
矢花「(-.-)Zzz・・・・」
目の前には寝息をたてて眠っているバナさん｡
男前で綺麗な寝顔…//｡今､見れているのは俺だけ…｡
ちょっとだけ…ちょっとだけなら…//｡
バナさんの頬に触れて､寝顔をまじまじと見つめる｡
ねぇ､バナさん…俺ね､初めて会った時から好きだったんだよ…//｡
踊っている俺を馬鹿にしなかったし､俺の事を理解してくれて｡
嬉しかった｡バナさんは俺を友達だと思っているけど､俺は違う｡
松尾「バナさん…俺の好きな人//」
そう呟きながら少しずつ近づいていくと､バナさんの唇を重ねた…｡
これが最初で最後のキス…かもしれない｡
ごめんね､バナさん｡これだけはしたかったから…//｡
松尾「愛してるよ､バナさん…//」
矢花サイド
次の日｡
矢花「ありがとうございましたm(_ _)m」
松尾の母「また来てね､待ってるわ(^^)」
勤「これ､俺が作った野菜｡持ってて(^^)(野菜が入った袋を渡す)」
矢花「ありがとうございます!あれ?龍は?」
行「さっきまでいたんだけど…」
起きた時や朝食の時は姿があったけどなぁ｡
矢花「…じゃあ､彼が戻ってきたらよろしくお伝えください」
松尾の母「分かったわ(^^)」
俺は「失礼しますm(_ _)m」と挨拶して家を後にした｡
電車に乗ったら､野菜を貰った事を母さんにLINEしよう｡
嬉しいけど､今夜は野菜尽くしになりそう(^_^;)｡
にしても龍､朝っぱらからどこに行ったのかな｡
不思議に思いながら､駅に入っていった｡
第9話『矢花､お泊まりに行く』 終わり
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年10月17日 22時
