マルチプレイヤーとプリンシパルの条件 Part2 (ページ16)

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松尾サイド

おかわりしようとしたカレーにシチューが無くなったり､

沢山､作られた鶏の唐揚げやフライドポテトが取り合いですぐに無くなったり…｡

食べ損なった俺を見かねたお母さんが残しておいて､俺にそっと渡してくれたのを覚えている｡

勤「龍!あの時は本当にすまなかったm(_ _)m!」

充「兄ちゃん達､これからはお前の事も大事にする!だから､許してくれm(_ _)m!」

松尾「ちょっと､勤兄ちゃんに充兄ちゃん!食事中だし､バナさんが見てる…(・_・;)」

行「龍､どんどん食えよ!バレエを続けるなら､栄養をいっぱい摂らないとな(*^^*)!」

松尾「うん､ありがと｡行兄ちゃん(^-^)」

行「黎くんもおかわりしてしていいよ(^^)」

矢花「俺は大丈夫です…(^_^;)」←食には興味なし

松尾の母「うふふ(^^)」

矢花サイド

お兄さんにおかわりをすすめられたけど､俺は食には興味がないんだよな(ーー;)｡

母さんがお弁当を作ってくれるけど､俺にちゃんと食べてほしいのか､

たまにおかずが沢山､入っている時があるんだよ(^_^;)｡

松尾「美味しい～(*^^*)」

行「だろ(^-^)?」

龍はおかわりしたクリームシチューを幸せそうに食べている｡

にしてもシチューの野菜､美味っ｡

松尾の母「その野菜ね､勤が作ったのよ(^-^)」

矢花「お兄さんが?(・・?)」

松尾の母「そう｡勤は野菜栽培が趣味で､出来上がった野菜をよく送ってくれるのよ(^-^)」

矢花「へぇ～」

松尾の母「そうだわ｡黎くん､前に家に来た時の事なんだけどね…」

(第8話の8-6)

松尾の母『うちには来なかったわね』

松尾の母『ここに帰るのが怖くて何処かにさまよっているのだろうけど…』

あぁ…あの時か｡

松尾の母「龍に言われたの｡『俺が帰ってきた事は言わないでほしい』って｡嘘をついてごめんなさいね(´・д・｀)」

矢花「(そうだったのか…)いえ､大丈夫です｡彼は俺に迷惑を掛けたくなくて､そう言ったんだと思います」

松尾の母「そう､黎くんは優しいのね」

矢花「…」

松尾の母「黎くん｡改めて､龍と友達になってくれてありがとう｡これからも､龍と仲良くしてあげてね(^-^)」

矢花「はい､もちろんです(^^)」

松尾「ちょっと､勤兄ちゃんΣ( ﾟДﾟ)!」

勤「兄ちゃんの鮭､やるから食え!」

充「こっちの兄ちゃんはジャガイモ､やるよ!」

松尾「充兄ちゃんまで…(ーー;)」

矢花「あははは…(^_^;)」

松尾の母「ふふっ(^^)」