マルチプレイヤーとプリンシパルの条件 (ページ50)

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松尾サイド

松尾「(バレエの学校｡行きたいけど､バナさん達とはお別れになるって事だよね…)」

ただ､断って矢花家にずっといると言うのも､迷惑だろうしなぁ…｡

バレエの学校に行くか､矢花家に残るか､それとも…｡

松尾「(ごめんね､バナさん…｡結ちゃん､おじさんとおばさんも…)」

数日後…｡

矢花サイド

ピンポーン♪(チャイムの音)

矢花の母「はーい…あっ､井ノ原さん(^^)」

井ノ原「こんにちは､龍を迎えに来ました(^^)」

休日の土曜日､井ノ原さんが家を訪れた｡

とうとう､龍とお別れかぁ…(´・д・｀)｡

龍に井ノ原さんの大事な話をした所､彼は「バレエが習えるなら行きたい!」と嬉しそうに答えていた｡

まぁ､龍の人生だから…反対はしないよ｡

矢花の父「龍くんは?」

矢花「俺の部屋で寝てくるって言っていたから､部屋で俺のベッドに潜り込んでいるのかも(^_^;)」

井ノ原「昨日､眠れなかったんじゃないの(^_^;)?」

矢花「だと思います(^_^;)｡ちょっと､呼んできますね」

階段を上って､龍をお越しに俺の部屋に入った｡

矢花「龍～､井ノ原さんが来たよ」

俺のベッドには､大きな膨らみ｡龍…まだ､ベッドの中で寝てるのかな｡

悪いけど､起きてもらわなきゃ(^_^;)｡

矢花「龍､起きて…ええっΣ( ﾟДﾟ)!?」

布団を剥がすと､龍ではなく大きな抱き枕｡

矢花「龍!?そんな…さっきまで､ここで寝ていたのに!?」

龍の姿が無くなり､俺はベッドの前で座り込んでしまった｡

龍がいなくなった…一体､どこに行ったんだよ…!

第7話『龍との別れ…?』終わり

『マルチプレイヤーとプリンシパルの条件 Part2』に続く…｡