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松尾サイド
しばらく中の様子を見つめていると､扉が開いて一人の男性が入ってきた｡
美山「いらっしゃいませ｡ご予約の方ですか?」
松尾「あっ､えっと…」
ヤバい…覗いていただけなのに､気づかれちゃった(＞_＜)!
ど､どうしよ…お金なんて…あっ､そういえば今朝…｡
それは朝食が終わってバナさん達が家を出る前の事だった｡
矢花の母「龍くん｡商店街に雑貨屋があるの､知ってる?」
松尾「確か､ヘアサロンと同じ建物にあったような｡バナさんと商店街を歩いていた時に､見掛けました」
矢花の母「そう｡あそこの雑貨屋は特に有名で､プレゼントに最適な雑貨が多く売っているの｡外国人の観光客がお土産に買う事も多いんですって｡そこに行ってみたら(^^)?」
松尾「おばさん､ありがとうございます｡行ってみます(^-^)!」
それで､お金を渡されて雑貨屋に行ったんだけど､不運な事に今日は臨時休業だった…(T^T)｡
松尾「(おばさんから渡されたお金｡シャンプーだけなら､大丈夫かも)」
美山「本日は空いていますので､すぐにご案内できますよ(^-^)」
松尾「あの､シャンプーだけでも大丈夫でしょうか…?」
美山「えぇ､もちろん!シャンプーだけのお客さんも少なくないんですよ｡さぁ､どうぞ(^-^)!」
という事で､何故かヘアサロンでシャンプーして貰う事になってしまった…(^_^;)｡
話し掛けて来たのは､ヘアサロンの店長で美容に気を遣っている
あれ?コスメショップにも､美容に詳しい男性がいたような…｡
美山「ご指名のスタイリストはいますか(^^)?」
松尾「あー…あの茶髪の人」
美山「はーい､少々お待ちください｡しめちゃ〜ん!もうすぐ終わりそう〜?」
七五三掛「はい､もうすぐ完成します(^-^)!」
赤西「どうした?ご指名､入ったのか?」
七五三掛「そ､そうみたいです…//」
七五三掛さんっていう美容師さんが少し顔を赤らめながら､お客さんと話している｡
お客さんは横顔だけど､あまりよく見えない｡
七五三掛「赤西さん､いかがですか(^-^)?」
赤西「おっ､ワイルドになってんじゃん｡しめ､お前は本当にプロだな(^-^)」
七五三掛「そう仰って下さり､光栄です…//」
また､顔を赤らめて話している｡この人､何なの?(・・?)
店長「赤西さん､いつもご利用ありがとうございます!また､来てください(^-^)」
赤西「はい､もちろんです｡店長」
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年9月15日 11時
