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それから1週間、1か月…。
どれだけ経ったか分からない。


本当はそんなに経っていないかもしれない。



A「で、樹のときはこうなって…、慎太郎も似たような感じか。その後の高地もジェシーくんもだし、やっぱり一番安全だったのは北斗か…?」



きょもから与えられたスケッチブックと色鉛筆で
これまでの人生の流れを簡単に纏める。

もしバレたとき言い訳出来るように、
名前はアルファベットの頭文字にして。





こうして纏めてみれば、
やっぱり私がトリガーとなって
みんなは可笑しくなっている。


だから6回目は抵抗せずに
過ごしているんだけれど、少し思うところがある。



A「…大人しくしておけば生き残れると思ったけど、解放はされないんだよな。」



大人しくする=自由になる
とはならない。


どんなに聞き分けの良い"A"になっても、
籠の中なのは変わりない。





私ずっとこのままなのかしら。





"この真っ白な部屋で、
きょもとずっと二人暮らし"。



それはつまらないかも。
日の目も浴びず栄養失調で倒れるわ。



大我「A?何してるの?」



A「あ、何でもないよ。」



突然扉を開けられる。

ビクッと驚いた私は慌てて
スケッチブックを閉じた。



大我「……そっか。俺さー、ちょっと出掛けなきゃいけないの。」



A「うん、いってらっしゃい?」



大我「三日間くらい。」



A「………マジ?」



大我「マジ。」



それは拉致られてから初めての
"きょものお出掛け"だった。



最初は、私を試しているんだと思った。







大我「逃げても良いよ。Aは絶対ここに戻ってくるから。」



とか言って部屋の鍵空けたまま行くし。



一度だけ扉を開けてみたら、
奥には室内の光景が広がっていた。

きっとあそこは、きょもが生活している部屋。



抜ければ外に出られる筈なのに、

一歩を踏み出す気にはなれず、
私は情けなくも自分の部屋に戻った。




戻ってくる気は無いけど、
出る勇気も無かった。




それにきょもは仕事が忙しいのか、
しょっちゅう出掛けて、

その度に私は逃げられるチャンスを
与えられていた。





そしてそれが何度か続いたある日、









突然、外から爆発音みたいなのが聞こえた。

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設定タグ:京本大我 , SixTONES   
作品ジャンル:恋愛
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Shiona(プロフ) - 菫さん» ありがとうございます。頑張ります。 (2022年12月2日 23時) (レス) id: 146bf73b62 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まさかの全員集合!?これはきょもも来る感じですね!!更新待ってます!! (2022年11月29日 21時) (レス) @page43 id: a9a6cb0fc5 (このIDを非表示/違反報告)
Shiona(プロフ) - 菫さん» さてどうでしょう( ・∀・)いつもコメントありがとうございます。お互い体調に気を付けましょうね。 (2022年9月28日 11時) (レス) id: 146bf73b62 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - バード、ライオンってことはjungleに関係してくるんですか!?人生6回目って言ってたから多分スト全員の回来ますよねこれ!!次は誰かなってめっちゃ楽しみにしてます!!寒くなってきたのでお体に気をつけてください! (2022年9月26日 17時) (レス) id: a9a6cb0fc5 (このIDを非表示/違反報告)
Shiona(プロフ) - 菫さん» 前作に引き続きありがとうございます(^-^)楽しんで頂けたらと思います。 (2022年9月20日 22時) (レス) id: 146bf73b62 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Shiona | 作成日時:2022年9月1日 22時

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