幾回の人生に平凡なんて無い ページ34
と、まぁこんな感じで
人生を繰り返している私。
5回目で気付いたことは、
毎回毎回私が25歳になる直前でバタンキューしていること。
1回目も、2回目も、3回目も、4回目も、5回目も、
私は25歳を迎えられていない。
これがこのループの規則性なのか、
ただ単に私が失敗しているだけなのか。
6回目の今回は、
今までにないタイプだ。
1から5回目の人生は必ず、
親しい人物に"何か"される運命だった。
けどきょもは親しい間柄ではない。
私の記憶では。
こんなイケメン出会ってたら
忘れたりしないはず。
そんな彼に拉致られてしまった私だが、
A「ほーらやっぱこの人犯人だった！伏線回収！」
大我「ねぇ俺まだ読んでない！」
拉致られ3日目で
一緒に名探偵の漫画を読んでいる。
5回も繰り返した私が学んだことは、
刺激をしないこと。
知ろうとしないこと。
大人しくしておけば
"普通に"過ごせるし、それが一番最適だった。
3日経って特に何か身の変化があるわけでもなく、
私達は穏やかに過ごしている。
食事は毎食きょもが
冷凍ご飯と水を持ってきてくれる。
分かりにくいけど
トイレとお風呂もこの部屋についてるし、
日が経つにつれ漫画やゲームを
持ってきてくれるので、不自由は無かった。
A「これ次の巻まだ発売されてないの？」
大我「この前発売日が発表されたよ。買ったらまた持ってきてあげる。」
A「ありがとー。めっちゃ続き気になる。」
会話だけなら、平和に聞こえる。
何でもうちょっと
早くにしなかったんだろう。
大人しくしておけば、
北斗も、
《ずっと一緒に居て。俺を独りにしないで。》
樹も、
《Aの隣は俺だけで良い。………最初から、最期まで。》
慎太郎も、
《全部Aのためにやったことなのに、間違ってるなんて言わないでよ。》
高地も、
《Aは俺が居ないと生きていけないのに…。お仕置きだよ。約束を破った罰だよ。》
ジェシーくんだって、
《Aちゃんは俺のもので、俺はAちゃんのものなのに。》
あんな結末にはならなかったかもしれない。
6回目で私は、"少しだけ"壊れていた。
ぺラッともう一度ページを捲り、
同じ巻を読み返す。
あ、なんかこれ私みたいだ。
そんなことを思いながら。
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Shiona(プロフ) - 菫さん» ありがとうございます。頑張ります。 (2022年12月2日 23時) (
レス) id: 146bf73b62 (このIDを非表示/違反報告)
菫(プロフ) - まさかの全員集合！？これはきょもも来る感じですね！！更新待ってます！！ (2022年11月29日 21時) (レス) @page43 id: a9a6cb0fc5 (このIDを非表示/違反報告)
Shiona(プロフ) - 菫さん» さてどうでしょう( ・∀・)いつもコメントありがとうございます。お互い体調に気を付けましょうね。 (2022年9月28日 11時) (レス) id: 146bf73b62 (このIDを非表示/違反報告)
菫(プロフ) - バード、ライオンってことはjungleに関係してくるんですか！？人生6回目って言ってたから多分スト全員の回来ますよねこれ！！次は誰かなってめっちゃ楽しみにしてます！！寒くなってきたのでお体に気をつけてください！ (2022年9月26日 17時) (レス) id: a9a6cb0fc5 (このIDを非表示/違反報告)
Shiona(プロフ) - 菫さん» 前作に引き続きありがとうございます(^-^)楽しんで頂けたらと思います。 (2022年9月20日 22時) (レス) id: 146bf73b62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiona
| 作成日時：2022年9月1日 22時
