・ ページ30
帰宅して一気に思い出し、
後悔したのは言うまでもないだろう。
しかもポストには
またあの赤いファンレターが入っていて気分はダダ下がり。
「Aちゃん恋した？」
内容はその一文だけ。
何で知ってるの。
見ていれば分かることなの？
色々なことがありすぎて、頭が痛くなる。
いつも通りそれをシュレッダーへとかけて、
ジェシーくんにどう言おうか考えながら夢の中へと入った。
マネージャー伝いに渡してもらおうかな。
嗚呼、でもそれじゃあ
知り合いだってことがバレちゃうな。
そう頭を悩ませながら眠ったはずなのに、
何故私はジェシーくんの家の前に居るんでしょうか。
自宅に関しては
以前バイト終わりの彼とバッタリ会い、
一緒に帰ってる際に教えてくれた。
「俺ここの606に住んでるんだー」
って普通に住所教えるから
あの時この人大丈夫かなって思ったのよね。
しかもこのマンション
オートロックじゃなかったし。
一度深呼吸をして恐る恐ると言った感じに
インターホンへ指を伸ばす。
今日、ジェシーくんはオフのはず。
マネージャーさんに
それとなく聞いたから確かな情報だ。
居なかったら帰れば良いし、
同居人が出てきたら説明すれば良い。
もうやっちまえ精神でインターホンを押す。
外には聞こえない仕様なのか、
音が鳴ったのか分からないけど、
中からドタバタ音がするから人は居るんだろう。
ジェシー『はい。どちら様？』
インターホン越しの
ジェシーくんの声は少し低めで、
それにほんのちょっとドキッと胸が高鳴る。
A「あの…、突然ごめんなさい。松村です。」
ジェシー『えっ！？Aさん！？ちょっと待って！』
当然ながら、突然私が来たことに
ジェシーくんは驚いていて、
すぐにガチャッとドアが開けられる。
出てきたのはスウェットに
サラサラヘアーなジェシーくん。
A「オフの日にごめんね。渡したいものがあって…。」
言い終わる前に、
目の前の彼にガバッと抱き締められる。
反射的に押し返そうとしたけれど、
それ以上に強い力でギュウッと抱き締められる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 793人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Shiona(プロフ) - 菫さん» ありがとうございます。頑張ります。 (2022年12月2日 23時) (
レス) id: 146bf73b62 (このIDを非表示/違反報告)
菫(プロフ) - まさかの全員集合！？これはきょもも来る感じですね！！更新待ってます！！ (2022年11月29日 21時) (レス) @page43 id: a9a6cb0fc5 (このIDを非表示/違反報告)
Shiona(プロフ) - 菫さん» さてどうでしょう( ・∀・)いつもコメントありがとうございます。お互い体調に気を付けましょうね。 (2022年9月28日 11時) (レス) id: 146bf73b62 (このIDを非表示/違反報告)
菫(プロフ) - バード、ライオンってことはjungleに関係してくるんですか！？人生6回目って言ってたから多分スト全員の回来ますよねこれ！！次は誰かなってめっちゃ楽しみにしてます！！寒くなってきたのでお体に気をつけてください！ (2022年9月26日 17時) (レス) id: a9a6cb0fc5 (このIDを非表示/違反報告)
Shiona(プロフ) - 菫さん» 前作に引き続きありがとうございます(^-^)楽しんで頂けたらと思います。 (2022年9月20日 22時) (レス) id: 146bf73b62 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Shiona
| 作成日時：2022年9月1日 22時
