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『バレー部のマネージャー、ですか?』
「そうそう。
俺、男子バレー部の主将やってる3年の黒尾鉄朗ね
こっちは1年の灰羽リエーフ」
『2年の大野Aです』
「よろしくネ。
福永と研磨から聞いたけどAチャン帰宅部なんでしょ?
もしよければ男バレどうかなーって」
マネージャーかぁ…
部活見学のとき色々見たけど男子の部活は見てなかったな
支える立場になるなんて考え持ってなかった
「Aさんマネージャーやってくださいよ!!」
『リエーフさっきマネージャー欲しい!って大きい声で言ってたもんね』
「うぐっ」
『んー、とりあえず明日見学行ってもいいですか?』
「え!いいの!?まじで!?」
『とりあえず見学ですけど』
「それでも全然オッケー!
じゃあ明日の放課後体育館来てくれるか?
できればジャージがいいんだけど」
『わかりました。場所曖昧なんで孤爪に案内してもらいます」
「わかった。研磨にも伝えておく
じゃあ明日待ってるから
リエーフもそろそろ行くぞー」
そのままトサカ先輩改め黒尾先輩はバレー部集団の方へと戻っていった
リエーフは見せてもらってありがとうございました!と元気よく言いながらカメラを渡してきて黒尾先輩のあとを追う
この短時間にあったことが急展開すぎて思わず黒尾先輩の方を見る
リエーフの方が背は高いが、頼もしい背中をしているのは圧倒的に黒尾先輩だった
その後ろ姿に思わずシャッターを切ると座っていたバレー部員達みんなの目線が2人に向いてることがわかる
『なるほど、これが青春てやつか』
そう1人呟いてわたしはまたシャッターを切った
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作者名:みけ | 作成日時:2024年4月11日 23時