愛してるという。∞章大 ぱぁーと2

笑えてへん ページ16

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A「ごめんなさっ……」


きっとヤスに謝ってるんやろな…。


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落ち着くように、背中を一定のテンポで
優しく叩いたり、さすってあげた。


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忠義「ヤスなぁ、今はだいぶマシになったけど
　Aちゃんと別れたとき、もう笑顔もなかった」


A「えっ……」


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忠義「俺は直接聞いてないねんけど…、
　なんで別れたのか理解できてへんくて、
　ずっと自分責めて、精神的にあかんかった」


Aちゃんの目から大量の涙が出てきた。


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忠義「俺がずっと一緒におってあげれへんかったから、
　もっと…Aちゃんのこと愛せてたら…って」


マルから聞いたことを話した。


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忠義「笑うようにはなったけど、
　Aちゃんと付き合ってたころの笑顔は戻ってこーへんねん」


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Aちゃんがだいぶ落ち着いてきて、


A「じゃあ…っ」


忠義「ん?」


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A「今逢ったら…ダメですね」


忠義「え……」


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笑ってるつもりやけど、笑えてへんよそれ…。


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A「章大くんに、ごめんねって…、
　伝えておいてください……」


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車のドアを開けて、ありがとうございましたと
礼儀正しくおじぎして帰ってしまった。


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俺は…、
どうしたらええの?


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