taxi ページ13
如月 side
〜帰りのタクシーにて〜
私はタクシーに乗ったら座席の端っこに体を寄せて
窓の外を見るのが好きで、
今日は楽しかったな〜なんて余韻に浸りながらタクシーに揺られる。
帰り際、大倉に「家泊まってく？」って言ってくれた。
本当ならこのまま泊まりに行ってた。
そう、半年前までの私なら.....
如月(あっ、運転手さんここで止めてください。)
タクシーを降りて自分の家についた
ｶﾞﾁｬｯ
如月(ただいまー、)
？？(おかえり。遅かったねA仕事長引いたの？)
そう。この人は私の彼氏の田村雄太。
半年前に付き合ったばかりだけどお互い大人だし、 私の仕事が忙しいから2人の時間を共有するために同棲を始めた。
如月(ごめん！撮影後に飲みに行ってた！汗)
雄太(……あ〜メンバーの人たち？)ﾆｺｯ
如月(ん、丸ちゃんと大倉と3人で)
雄太(もー心配するから連絡くらいしてね？)
如月(仕方ないじゃん。お仕事だったんだから)ﾎﾞｿ
雄太(ん？なんて？)
如月(いや何もない…)
雄太(愛してるよ…)ｷﾞｭｯ
如月(うん私も。ごめん、次からは気をつける…)
雄太(うん、もう遅いからお風呂入ってきな？^^)
如月(分かった。ありがとう…)
でも、最近の雄太はよく私が仕事や遊びに行く時に何時に帰ってくる？って気にして聞いてくる
まあ、彼氏やから気になるんやろーけど、
私はこの報告しやなあかん感じが慣れないねんなぁ。
ﾋﾟﾛﾝｯ
大倉
«今日は楽しかったな！次は泊まりにおいでーな！»
雄大(Aー？ケータイ鳴ってるよ…………)
この時、雄太が私のケータイを勝手に見たのは私は
まだ知らなかった、、、
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作者名：枝豆 | 作成日時：2021年1月20日 16時
