行かないで。-yuri.C-

future ページ33

一週間まで残り3日となった。





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圭人「知念...既読無視はやめてよ、」


「え、?」





...ああ、そういえば返信してなかたっけ。

そのまま、気づけば空が明るくなっていた。



そして気づけばいつもの楽屋で圭人と話している。




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結局僕は、圭人にも返事をしなければ、あの子にもう一度電話することもなかった。



圭人は僕が座っている椅子の近くにもう1つ同じ物を持ってきて、昨日の話の続きをし始める。


圭人「既読無視ってことは、行かないってこと？」


圭人は少し弱々しい声を出した。


「....んー、」



...行かない、行かない、



......行く？



僕の頭は、とにかく3日後に行くか行かないかということだけでフル回転していた。





もちろん、裕翔の映画は絶対に観るつもり。

でも、別にその日じゃなくてもいいわけで、断ったっていい。





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『私が未来から来たのは、あなたの命を守るため』





「....」



そうだよ、だってもしその日にその映画館に行ったら、僕は即ベッドの上だよ？




「....あのさ、」




そう言いかけ圭人を横目に見ると、なかなか結論を出さない僕を不思議そうに見ていた。




圭人「どうしたの?なんか今日の知念、変」





どうしよう、圭人に変なんて言われるなんて、




今の僕は相当“おかしい”。




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