行かないで。-yuri.C-

future ページ32

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「…うん、ごめん」



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「全くわからないよ」



だって、“今”を生きている。


だから、そんなこと言われたって信じられない。



信じられないよ、Aちゃん。




『…ほんとのことを言うと、私は今ここにいることを少し後悔してます』



後悔?


…僕を助けるということに、後悔してるの?




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『怖くて、これ話したら、知念くんは怒るんじゃないかって』






『あとね、』




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『ここに来る前より、あなたに罪悪感を感じてる。……罪悪感しか、感じてないんです』




きっと彼女は泣いている。

でも僕は、泣かない。



僕は、そんな簡単に泣くような人間じゃない。



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「…僕の未来を消したのは、」






「君なんだね」




こんなにひどい人間だったっけ、僕は。







確実に、傷ついてる





それをわかって、僕は罵倒するんだ。



「今年の秋、僕の主演映画が公開されるんだ。新曲も出す予定だし、ラジオもあるし、雑誌も、レギュラーも、……JUMPも、」






「…ねえ、僕はなんでベッドになんか寝てるの?」





「寝てる場合じゃないんだよ。…OFFは、」





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“二年間もいらない”





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そこで、電話は切れた。





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っていうか、切られたんだ__________



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