future ページ23
「....」
『....』
.
「...そこ、どいてくれないかな」
『...おかえりなさい』
この子には、つくづく話が通じないなと呆れる。
でもそれと同時に、寒そうにしながらも笑う彼女から目が離せない。
僕の部屋の前に、彼女は座り込んでいた。
今度は一体何なんだ....?
『...あの、』
「ごめん、ほんと今は話しかけないで」
鍵を開けながら彼女を見ずに話す。
だけど上手く鍵がささらない。
……動揺してるのかな、手が思い通りに動いてくれない。
「僕は少しでも女性と話せば、それだけでわけわからない噂をたてられるんだ」
.
「僕を守りに来たなら....せめてこれで話しかけて」
『これ...って、どれ...?』
僕の話が効いたのか、うつむきながらしゃべり始めた。
.
『....え!』
「じゃ、おやすみ」
ぱたんと静かに、僕は扉を閉めた。
その瞬間、玄関に座り込んで手をおでこにあてる。
.
「...何やってんだ、僕」
なぜ、僕はあの子に教えたんだろう。
ひらっと落とした一枚の紙に深く謎を感じる。
.
どうして、電話番号なんて?
.
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ティパ二(プロフ) - ローズさん» ありがとうございます！ほんとに更新できず申し訳御座いません泣 (2016年5月24日 2時) (
レス) id: f2851a80d5 (このIDを非表示/違反報告)
ローズ - 私この作品好きです！なので頑張ってください(*≧∀≦*) (2016年5月22日 17時) (レス) id: 8227a62e3f (このIDを非表示/違反報告)
ティパ二(プロフ) - しゅうさん» ありがとうございます！更新めちゃくちゃ遅くて申し訳ないです汗 (2016年5月9日 0時) (レス) id: e8554d98f2 (このIDを非表示/違反報告)
しゅう - とても面白いです！更新頑張ってください(^-^)/ (2016年5月8日 14時) (レス) id: 5b45eac8d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティパ二
| 作成日時：2016年3月29日 18時
